価格および値引の再計算パラメータ (tdpcg0240s000)

セッションの目的:

  • 見積ラインまたはオーダラインの価格および値引を再計算します。
  • 見積またはオーダ全体の価格および値引を再計算します。

再計算の実行対象エンティティは、価格および値引の再計算パラメータ (tdpcg0240s000) セッションを開始するセッションによって決まります。

オーダライン/見積ラインの価格および値引を再計算するには

オーダライン/見積ラインの価格および値引を再計算する場合、次のチェックボックスを利用できます。

  • 価格の再計算
  • 値引の再計算
  • 合計更新価格を再計算 (UEF) (有効化コードがラインにリンクされ、有効化構成パラメータ (tcuef0100s000) セッションで更新価格を使用チェックボックスがオンの場合)
  • 製品バリアント価格を再計算 (製品バリアントがラインにリンクされている場合)
警告

製品バリアント価格を再計算チェックボックスがオンで、ラインの品目がファントム品目の構成要素の場合、製品バリアント価格がラインに割り当てられることと、LN が親品目の価格または値引を使用していないことが考慮されます。すなわち、ファントム品目の各構成要素に対して、ユーザが新価格を分割して計算する必要があります。例については、販売オーダ (プロジェクト) 構造の生成 (tdsls4244m000) セッションのファントムのオーダラインを作成フィールドを参照してください。

オーダ/見積全体の価格および値引を再計算するには

オーダ/見積の価格および値引を再計算する場合、次のチェックボックスも利用できます。

  • 累計価格の適用 (価格設定パラメータ (tdpcg0100m000) セッションで価格設定品目の結合パラメータを選択している場合)
  • 累計値引の適用
  • 合計値引の適用
  • マニュアル価格の上書き
  • マニュアル値引の上書き
注意

特定のラインの価格および値引を再計算する場合、マニュアル価格の上書きおよびマニュアル値引の上書きチェックボックスは表示されませんが、オンになっています。すなわち、特定のラインに対してマニュアル入力した価格および値引は、常に再計算されます。

価格設定パラメータ (tdpcg0100m000) セッションの次のパラメータも、このセッションの設定に影響します。

関連トピック

 

価格の再計算
このチェックボックスがオンの場合、オーダ/見積またはオーダ/見積ラインの価格が再計算されます。このチェックボックスは、数量が変更になった場合など、価格を再計算する必要がある場合のみ使用します。
累計価格の適用
このチェックボックスがオンの場合、オーダまたは見積の全ラインの同一品目の数量が合計されて、オーダ/見積の価格が計算されます。
注意

価格設定パラメータ (tdpcg0100m000) セッションの価格設定品目の結合パラメータがオンの場合、このチェックボックスはデフォルトでオンになります。

パフォーマンスについての注意

このフィールドの設定は、システムパフォーマンスやデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 価格設定品目の結合

値引の再計算
このチェックボックスがオンの場合、オーダ/見積またはオーダ/見積ラインの値引が再計算されます。このチェックボックスは、数量が変更になった場合など、値引を再計算する必要がある場合のみ使用します。
マニュアル価格の上書き
このチェックボックスがオンの場合、このセッションで価格を再計算すると、マニュアル入力した価格が上書されます。
注意

価格設定パラメータ (tdpcg0100m000) セッションで価格および値引の再計算パラメータを自動に設定している場合、マニュアル入力した価格は再計算されません。

マニュアル値引の上書き
このチェックボックスがオンの場合、このセッションで値引を再計算すると、マニュアル入力した値引は上書されます。
注意

価格設定パラメータ (tdpcg0100m000) セッションで価格および値引の再計算パラメータを自動に設定している場合、マニュアル入力した値引は再計算されません。

製品バリアント価格を再計算
このチェックボックスがオンの場合、このセッションで価格を再計算すると、 製品バリアント価格も再計算されます。
警告

製品バリアント価格を再計算チェックボックスがオンで、ラインの品目がファントム品目の構成要素の場合、製品バリアント価格がラインに割り当てられることと、LN が親品目の価格または値引を使用していないことが考慮されます。すなわち、ファントム品目の各構成要素に対して、ユーザが新価格を分割して計算する必要があります。例については、販売オーダ (プロジェクト) 構造の生成 (tdsls4244m000) セッションのファントムのオーダラインを作成フィールドを参照してください。

累計値引の適用
このチェックボックスがオンの場合、オーダ/見積ラインの品目数量を基準とした累積値引がラインに適用されます。

累積値引は、次の 2 つのステップで適用されます。

  1. LN によって、特定の品目が複数のラインにあるかどうかが確認されます。該当する場合、その品目の全ラインの数量が合計されます。この合計数量に対して、LN によって新規値引が検索されます。
  2. 同じ価格グループに属する品目が検索されます。見つかった場合、これらの品目の数量が合計されます。この合計数量に対して、LN によって新規値引が検索されます。
注意 1

ステップ 1 は、価格設定パラメータ (tdpcg0100m000) セッションの価格設定品目の結合チェックボックスがオンの場合のみ実行されます。

注意 2

ステップ 2 は、マトリックス定義 (tdpcg0110m000) セッションの価格グループ別結合チェックボックスがオンの場合のみ実行されます。このチェックボックスは、販売値引および購買値引の場合のみ利用可能です。

重要

累計数量の決定時には、マニュアルで値引を変更したラインも考慮されます。ただし、新しく計算された値引は、これらのラインには適用されません。すなわち、これらのラインは設定の要素ではありますが、適合の対象ではありません。

パフォーマンスについての注意

このフィールドの設定は、システムパフォーマンスやデータベースの拡張に影響することがあります。 詳細は、次の情報を参照してください: 価格設定品目の結合

関連トピック

合計値引の適用
オーダ値引は、値にもとづきます。決定および適合チェックボックスの設定は、値引合計の計算に影響します。
注意

価格設定パラメータ (tdpcg0100m000) セッションの値引合計の追加/上書パラメータを上書きに設定し、現在のチェックボックスをオンにしている場合、マニュアル入力した値引は常に上書されます。

関連トピック

合計更新価格を再計算 (UEF)
このチェックボックスがオンの場合、このセッションで価格を再計算すると、更新価格も再計算されます。
注意

このチェックボックスをオンにできるのは、有効化コードがラインにリンクされ、有効化構成パラメータ (tcuef0100s000) セッションで更新価格を使用チェックボックスがオンになっている場合です。