購買オーダの追加コスト

原価品目を使用して輸送、処理、管理費用などの金額を定義します。これらの原価をオーダに追加すれば、顧客に請求する金額または購買元取引先から請求される金額を正確にオーダに反映できます。追加コストは、最終品目を記録した後に追加コスト (品目) としてオーダに配置できます。複数の追加コスト品目は、コストセットにまとめれば、1 つのオーダに割り当てることができます。これらのコストセットは、LN により自動的に購買オーダに適用されます。

追加コストを定義するには

品目の追加コストを購買価格リストと購買元取引先に割り当てる場合、次のステップを実行します。割り当てた後、これらのコストは購買オーダに追加できます。

ステップ 1.  購買オーダパラメータ (tdpur0100m400)

購買オーダパラメータ (tdpur0100m400) セッションで、次のフィールドを指定します。

  • 追加コストセットの先頭位置番号
    追加コストのある購買オーダラインの先頭位置番号を指定します。
  • 追加コストの再計算
    購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションでオーダが変更されたときに追加コストを再計算するかどうかを指定します。
    • なし
      追加コストは再計算されません。追加コストは購買オーダライン (tdpur4101m000) セッション
    • 対話式
      LN から、追加コストの再計算が必要かどうかの指示を求めるダイアログが表示されます。購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションで追加コストをマニュアルでメンテナンスすることもできますが、LN による追加コストの再計算を行った場合はマニュアル変更は無効になります。
    • 自動
      オーダの追加コストはメンテナンスできません。追加コストは、購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションを終了するたびに再計算されます。
ステップ 2.  購買追加コストセット - 品目 (tdpur0624m000)

購買追加コストセット - 品目 (tdpur0624m000) セッションのヘッダは追加コストセット (tdpur0124m000) セッションを参照します。セッションの目的: 追加コストをコストセットによってグループ化し、そのコストセットに使用する通貨を定義します。コストセットは、輸送や処理など、オーダに生じる追加請求をグループ化するために使用します。コストセットを購買元取引先や価格リストにリンクすれば、自動的に適切な請求がオーダに追加されます。

購買追加コストセット - 品目 (tdpur0624m000) セッションのラインは追加コストセット - 品目 (tdpur0128m000) セッションを参照します。セッションの目的: コストセットに所属する原価品目を定義します。コストセットライン上で、いつ追加コストを適用するのか、およびどのようにこれらの追加コストを取得または計算するのかを定義できます。このセッションで入力できるコストセットラインには、オーダ額が特定の値よりも低い場合にオーダに追加される管理費や、購買済商品の合計重量が特定の値を超過する場合にオーダに追加される輸送コストなどがあります。

ステップ 3.  価格リスト / 取引先別購買コストセット (tdpur0127m000)

デフォルトのコストセットを価格リストまたは購買元取引先にリンクするには、購買価格リスト/購買元取引先別コストセット (tdpur0127m000) セッションを使用します。また、このセッションでは、コストセットラインを購買オーダに自動的に追加するか、対話式で追加するかを指示できます。

ステップ 4.  価格帳ライン (tdpcg0131m000)

適用する実際請求を定義するには、価格設定を使用します。価格帳ライン (tdpcg0131m000) セッションで、追加コスト品目の請求を定義します。価格帳と原価品目を選択したら、価格境界を定義する必要があります。コストセットの価格構造には柔軟性があります。このため、独自の価格構造にすることも、いくつかの取引先と同じ価格構造にすることもできます。

備考

原価はオーダ合計に基づいて追加されるため、ユーザが購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションで購買オーダを終了したときに追加されます。また、オーダラインの価格フィールドは単位あたりの価格です。追加コスト品目の場合、このフィールドは空のままになります。適用される金額は、購買オーダラインのオーダ金額フィールドに表示されます。