価格情報取得プロセスの概要

価格、値引、および販促の取得と計算は、オーダまたは契約が保存されるときに一度に実行されます。輸送費は、積荷構築が実行されるときか、ユーザが販売オーダ、購買オーダ、輸送オーダ、または出荷から輸送費計算処理を開始するときに計算されます。価格情報の取得時には、一般検索ロジックを適用できます。

価格設定情報を取得するための一般的な検索ロジック

有効な価格設定情報の検索対象は、価格設定で定義されている価格マトリックスだけではありません。ルールでは、特別契約と通常契約はマトリックスよりも優先されます。また、購買価格を保存する発注先価格帳は価格マトリックスより優先することができます。これは、価格帳ライン (tdpcg0131m000) セッションの高優先順位チェックボックスの値によって決まります。

各タイプの価格設定情報に適用される検索順序は次のとおりです。

  1. 有効な特別契約
  2. 有効な通常契約
  3. 価格帳ライン (tdpcg0131m000) セッションの高優先順位チェックボックスがオンになっている組合せの発注先価格帳。この検索ステップは、販売価格/値引ではなく、購買価格と値引を取得する場合のみ適用されます。
  4. マトリックス優先順位 (tdpcg0120m000) セッションでマトリックス優先順位が指定される有効なマトリックス。マトリックス定義にマトリックス優先順位がない場合、定義を使用する価格マトリックスは検索されません。
  5. デフォルト販売価格帳 (販売価格と値引の場合)。価格帳ライン (tdpcg0131m000) セッションの高優先順位チェックボックスがオフになっている組合せについての発注先価格帳 (購買価格と値引の場合)
  6. 品目販売データまたは品目購買データ
注意

いずれかのレベルで価格が見つかると、それよりも低いレベルでの検索処理は停止されます。

価格設定情報の取得