バックオーダ - 自動確認

購買オーダパラメータ (tdpur0100m400) セッションのバックオーダを自動確認チェックボックスをオンにすると、LN によりバックオーダが自動で確認されます。

入庫数量がオーダより少ない場合

次のものについて入庫された品目は区別されます。

  • 通常の購買オーダ
  • 直送購買オーダ
注意

通常の購買オーダの場合、購買オーダタイプ (tdpur0194m000) セッションのオープンバックオーダを結合チェックボックスにより、複数のバックオーダラインが購買オーダライン詳細の未決済バックオーダラインに統合されるかどうかが決まります。

通常の購買オーダ

購買オーダを入力して倉庫管理に発行する場合、その状況は処理中になります。購買オーダが倉庫管理に発行されてから、入庫 (whinh3512m000) セッションで入庫が実行されます。このセッションのラインタブで、入庫済商品の数量を入庫数量 (入庫単位) フィールドに入力する必要があります。予測数量が入庫数量を超えており、入庫が最終で確認済の場合は、バックオーダが生成され、自動的にバックオーダが確認されます。

バックオーダが確認されると、オーダラインタイプバックオーダの新しい購買オーダライン (オリジナルラインと位置番号が同じで、連番が異なる) が生成されます。このバックオーダが確認されると、購買バックオーダラインは自動的に倉庫管理に発行されます。オリジナルの購買オーダの状況は、処理中のままです。入庫が実行されてから、購買オーダタイプの通常の手順が適用されます。

直送購買オーダ

販売オーダまたはサービスオーダの直送購買オーダが生成された場合、納入情報を含む販売/サービスオーダの更新 (tdpur4222m000) セッションを使用して購買管理から販売管理またはサービスに納入を報告できます。

入庫数量がオーダ数量より少ない場合

  1. バックオーダは、販売管理で、またはサービスから自動的に生成されます。販売管理でバックオーダが生成された場合、まず、バックオーダのメンテナンスおよび確認 (tdsls4125m000) セッションでバックオーダ (連番) ラインをマニュアルで確認する必要があります。または、販売オーダパラメータ (tdsls0100s400) セッションのバックオーダを自動確認チェックボックスがオンの場合は、バックオーダが自動的に確認されます。
  2. 確認済バックオーダは、購買オーダパラメータ (tdpur0100m400) セッションのバックオーダを自動確認チェックボックスの設定に関係なく、購買管理で自動的に生成されます。販売オーダに直送が適用される場合、バックオーダは、販売管理のバックオーダにリンクされます。
  3. (直送) バックオーダが購買管理で生成されると、購買オーダタイプの通常の手順が適用されます。
入庫数量 (の一部) が不合格になる場合

商品に検査が必要な場合、最初に入庫を入庫 (whinh3512m000) セッションで実行し、次に商品の検査を倉庫検査 (whinh3122m000) セッションで実行する必要があります。検査中に商品が不合格になり、在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションの在庫処分チェックボックスがオフの場合、不合格の品目にバックオーダが作成されます。

注意

在庫処理パラメータ (whinh0100m000) セッションで在庫処分チェックボックスがオンの場合、引き続き検査が必要な場合でも入庫後に品目に対して支払を行う必要があります。倉庫管理で、検査中にこれらの品目が不合格になり、返品不合格品購買オーダを使用して発注先に返品された場合、返品された不合格の商品 に関して発注先に請求する必要があります。倉庫管理は処分品目の不合格について購買オーダラインに伝えないため、バックオーダは作成されません。

検査の結果不合格となったバックオーダラインは自動的に確認済にはならず、常に、見込バックオーダとなります。この理由は、不合格在庫の処理方法を決定する時間をユーザが持つ必要があるためです。不合格在庫は不合格品目保管場所に格納されますが、再合格させることが可能です。

不合格品目保管場所に存在する不合格数量には、次の処理ができます。

  • 返却済
  • 廃棄済
  • 再合格させる

見込バックオーダは見込購買バックオーダ (tdpur4101m700) セッションでマニュアルで確認できます。確認は、ユーザが不合格在庫を不合格保管場所で処理する方法を決定する前、または決定した後に実行できます。ただし、不合格商品 (の一部) が再度合格となった場合は、まず要確認バックオーダ数量を状況に適合させてから、見込バックオーダを確認することができます。

オリジナルの購買オーダライン (詳細) には、次の処理が適用されます。

  • 不合格商品が不合格在庫 (whwmd2570m000) セッションで再合格した場合、新規の入庫がオリジナルの購買オーダライン (詳細) に対して実行され、その合格数量が不合格数量から減算されます。
  • 合計入庫数量が検査され、不合格商品が不合格品目保管場所に存在しなくなった場合、オリジナル購買オーダライン (詳細) は納入済購買オーダの処理 (tdpur4223m000) セッションでのみ処理できます。
  • 購買オーダラインモニタ (tdpur4501m500) セッションの請求状況フィールドに表示される請求状況は、不合格商品が不合格保管場所に存在しなくなった場合のみ、すべて承認済に設定できます。不合格商品が残っている場合は、商品を再合格させることが可能ですが、商品の請求はその後で行います。
注意

次の項目を表示できます。

  • オーダ数量、入庫数量、不合格数量 (廃棄済および返却済)、不合格品目保管場所の数量、バックオーダ数量、および最新の入庫番号を次のセッションで表示できます。

    • 見込購買バックオーダ (tdpur4101m700)
    • 購買オーダ - 入庫概要 (tdpur4531m000)
    • 購買オーダライン (tdpur4101m000)
  • 購買オーダの確認バックオーダは確認購買バックオーダ (tdpur4101m800) セッションで表示できます。
バックオーダの計画在庫処理

バックオーダが生成されると、計画在庫処理 (whinp1500m000) セッションとオーダ - 計画在庫処理 (whinp1501m000) セッションで計画在庫処理が作成されます。これらのセッションの計画数量フィールドの値は、バックオーダで入庫される予測数量と等しくなります。