輸送オーダ管理と調達の統合

独自の輸送計画の実施を望む会社の場合、輸送オーダ管理と調達の統合を使用して、購買オーダから輸送オーダを生成できます。

輸送オーダは、マニュアルで作成された購買オーダ、LN によって生成された購買オーダ、または変換済の発注先見積から発生した購買オーダから生成できます。

見積設定

発生元が変換済発注先見積である購買オーダから輸送オーダを生成できるようにするには、または見積が購買オーダに変換されるときに必要な輸送関連情報が設定されるようにするには、RFQ - 見積 (tdpur1506m000) セッションで次のフィールドを定義します。

  • 輸送オーダの生成チェックボックスをオンにします。
  • 輸送オーダで購買オーダと同じサービスレベルを使用する場合は、サービスレベルフィールドにサービスレベルを入力します。
  • 輸送オーダで購買オーダと同じ運送業者を使用する場合は、運送業者指定チェックボックスをオンにします。
  • 荷降日として指定する日付を計画入庫日フィールドに入力します。
注意

輸送オーダは、購買オーダからのみ生成できます。見積からは生成できません。販売見積の契約/オーダ/価格帳への変換 (tdpur1202m000) セッションで見積が購買オーダに変換されるときに必要な情報が設定されるようにするために、すべての輸送関連データをRFQ - 見積 (tdpur1506m000) セッションで定義します。

購買オーダ設定

マニュアルで作成された購買オーダまたは LN によって生成された購買オーダから輸送オーダを生成できるようにするには、購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションまたは購買オーダライン詳細 (tdpur4101m200) セッションで次の設定を適用する必要があります。

  • 購買から輸送オーダを生成チェックボックスをオンにします。
  • 輸送オーダで、購買オーダと同じ運送業者を使用する場合は、運送業者指定チェックボックスをオンにします。
  • 輸送オーダで、購買オーダと同じサービスレベルを使用する場合は、サービスレベルフィールドにサービスレベルを入力します。
  • 計画入庫日フィールドに日付を入力します。購買側の会社に輸送の責任がある場合は、この日付を積荷降日、つまり倉庫で商品が利用可能でなければならない日付とみなす必要があります。
  • 計画積荷日計画積荷日フィールドに入力します。購買側の会社に輸送の責任がある場合、発注先がサイトで商品の準備を完了していなければならない日付です。この日付は、出荷日としても考慮されます。
購買オーダから輸送オーダを生成するには

品目と購買取引先の特定の組合せについて輸送オーダを生成する必要があるかどうかは、品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) の輸送オーダの生成チェックボックスによって決まります。ただし、購買オーダ (詳細) ラインについて購買から輸送オーダを生成チェックボックスをオフまたはオンにすることによって、購買オーダ (詳細) ラインごとに輸送オーダを生成するかを指定できます。輸送オーダの生成方法は、購買オーダタイプ - 活動 (tdpur0560m000) セッションで定義できます。

品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000) セッションの輸送オーダの生成チェックボックスがオンで、品目 - 購買取引先の組合せの購買オーダが生成された場合、承認後に、輸送オーダの生成 (tdpur4220m000) が活動として購買オーダタイプ - 活動 (tdpur0560m000) セッションのオーダタイプにリンクされ、輸送オーダ生成方法が決定されるかどうか確認されます。

注意

輸送オーダの生成 (tdpur4220m000) が活動として購買オーダタイプ - 活動 (tdpur0560m000) セッションのオーダタイプにリンクされている場合、購買オーダが生成されると、「輸送オーダの生成」 という活動が購買オーダライン状況 (tdpur4534m000) セッションで購買オーダ (詳細) ラインにリンクされます。さらに、購買オーダライン状況 (tdpur4534m000) セッションでは活動の実行モードと状況を表示できます。ただし、購買オーダ (詳細) ラインについて輸送オーダの生成チェックボックスをオフにすると、購買オーダライン状況 (tdpur4534m000) セッションから 「輸送オーダの生成」 活動が削除されます。

輸送オーダが購買オーダ (詳細) ラインから生成される場合、輸送オーダの状況は予定になります。輸送オーダに渡される情報は出荷関連のデータのみで、計画日、住所、出荷規則、運送業者、経路、受渡条件、計画責任などがあります。輸送オーダに積荷計画が作成されると、輸送オーダの状況は、計画済になります。積荷計画は、輸送のみで 「実際」 状況に変更できます。輸送オーダは、購買オーダ (詳細) ラインが倉庫管理に発行されたときに実際状況になります。

輸送オーダの状況が計画済の場合、購買オーダライン (tdpur4101m000) セッションまたは購買オーダライン詳細 (tdpur4101m200) セッションの適切なメニューで次の項目をクリックします。

  • 輸送詳細をクリックすると、輸送明細 (fmlbd3552m000) セッションまたは輸送明細 (fmfoc3501m000) セッションが開始されます。これらのセッションでは、出荷と積荷に関する情報、使用する運送業者、出荷が実行される日付、出荷数量などの輸送詳細を表示できます。
  • 購買オーダライン - リンク情報をクリックすると、購買オーダライン - リンク情報 (tdpur4502s000) セッションが開始されます。このセッションでは、リンクされている輸送オーダを表示できます。
注意

例 購買オーダおよびリンクされている輸送オーダの修正、ブロック、削除、または取消を行う場合、対応する輸送オーダの状況は予定計画済、または実際である必要があります。

購買オーダ (詳細) ラインに計画入庫日を入力すると、輸送リードタイムが商品を予定どおりに納入する上で充分であるかが輸送によって判定されます。納入が間に合わない場合は購買オーダ (詳細) ラインに警告が返されるため、ユーザは計画入庫日を変更するか別の運送業者を選択する必要があります。輸送のタイプや運送業者の利用可能性が原因で、計画入庫日が購買オーダ (詳細) ラインに入力した日付と異なることがあります。購買オーダ (tdpur4100m000) セッションで出力をクリックし、出荷日の差異の出力 (FMのダミー) を選択すると、出荷日から偏差のあるオーダの出力 (fmlbd3450m000) セッションが開始されます。このセッションでは、発生元の日付が、輸送の積荷計画の日付と異なるすべてのオーダの概要を示す差異のレポートを生成できます。