販売見積手順

販売見積の指定および処理

販売見積を指定および処理するには、次の手順を完了します。

ステップ 1.  販売見積 - ライン (tdsls1600m000)

販売見積 - ライン (tdsls1600m000) セッションでは、販売見積ヘッダおよび販売見積ラインを、1 つの画面上で入力できます。このセッションにより、販売見積に対する最も重要な情報の迅速な入力と、見積の処理が可能です。

ステップ 2.  販売見積の出力 (tdsls1401m000)

販売見積を作成したら、販売見積の出力 (tdsls1401m000) セッションを出力して、確認のために取引先に送付できます。この文書には、必要な商品を納入するときの価格および条件が含まれています。必要に応じて、記入するための追加のコピーを出力できます。

ステップ 3.  販売見積結果 (tdsls1101s100)

販売見積結果 (tdsls1101s100) セッションでは、見積に対する取引先の回答を記録できます。取引先は提出された見積ラインを承認または拒否できます。成立または不成立の理由と、見積ラインを獲得できなかった競合先または獲得した競合先もこのセッションで記録することができます。この情報は将来の見積で重要になります。

販売見積の一括更新 (tdsls1205s000) セッションを使用すると、見積全体、または見積のグループの結果を入力できます。

ステップ 4.  販売見積の処理 (tdsls1200m000)

取引先に承認された見積ラインは、販売オーダにコピーできます。販売見積の処理 (tdsls1200m000) セッションでは、提出された見積ラインから販売オーダを生成できます。

ステップ 5.  販売オーダ (tdsls4100m000)

販売オーダ (tdsls4100m000) セッションで見積から作成された販売オーダをメンテナンスできます。

注意

次のことを行うことができます。

  • 見積ラインから一般品目製品バリアントを設定する。詳細は、次の情報を参照してください: 販売における製品バリアント
  • 見積に対する有効在庫 (ATP) および確約可能在庫 (CTP) をチェックする。このチェックが自動的に実行されるのは、計画パラメータ (cprpd0100m000) セッションで、販売の確約可能在庫チェックのチェックボックスがオンで、販売見積パラメータ (tdsls0100s100) セッションで、見積ライン入力時在庫チェック確認時在庫チェック、または処理時在庫チェックパラメータの内 1 つがYesまたはタイムフェーズに設定されている場合です。フリーの利用可能在庫 (ATP) と他の重要なコンポーネントおよび能力 (CTP) が、見積ラインを処理するには不十分な場合、たとえば納入スケジュールを使用して不足を処理できます。納入スケジュールは、有効在庫処理 (cprrp4800m000) セッションで設定できます。納入スケジュールを使用する場合、スケジュールラインをマニュアルで更新する必要があります。

    有効在庫処理 (cprrp4800m000) セッションは、次のように開始できます。

    • ATP/CTP チェックを実行する場合はマニュアルで開始
    • そのオーダタイプの在庫不足の自動処理オプションが定義されている場合は自動的に開始
    • 見積ラインの入力、確認、または処理中に表示される在庫不足メニュー (tdsls4830s000) からマニュアルで開始。詳細は、次の情報を参照してください: 在庫不足処理
  • 特定の見積の複数の選択肢を販売先取引先に提供する。販売見積ライン (tdsls1501m000) セッションの適切なメニューの代替の作成をクリックした場合、代替ラインを作成できます。このラインには、主な見積ラインと同じ位置番号が保持されますが、連番は 1 つずつ大きくなります。
  • 販売見積の削除 (tdsls1210m000) セッションで、(処理済の) 販売見積を削除する
  • カタログに基づいて新規販売見積を作成する。詳細については、販売オーダおよび見積でテンプレートとカタログを使用するにはを参照してください。
  • 部品表構成要素の販売見積へのコピー (tdsls1812s000) セッションを使用して、部品表コンポーネントを販売見積にコピーする。見積にコピーする製造品目および部品表レベルの番号を入力する必要があります。構成要素の他のレベルを持たない部品表の各位置のために販売見積ラインが追加されます。
  • 販売見積のプレビュー (tdsls1401m200)、販売見積の出力 (tdsls1419m000)、および販売見積ラインの出力 (tdsls1420m000) セッションで、販売見積を出力および確認する
販売見積 (ライン) の状況の操作

販売見積手順では、次の状況が使用されます。

  • 販売見積の状況
  • 販売見積ラインの状況
販売見積の状況

状況を使用すると、見積を追跡して、実行可能なステップを決定できます。販売見積には次の状況をもつことができます。

見積の状況の変化
変化前の状況変化後の状況セッション
-作成済 販売見積 (tdsls1500m000)
作成済出力済 販売見積の出力 (tdsls1401m000)
出力済修正済 販売見積 (tdsls1500m000)
作成済、出力済、修正済処理済 販売見積の処理 (tdsls1200m000)

 

販売見積ラインの状況

販売見積ラインの状況の順序は決まっています。見積ラインの状況は、ステップの実行前にチェックされます。各ステップの後、状況が自動的に更新されます。次の表に、販売見積ラインの状況の変化を示します。

見積ラインの状況の変化
変化前の状況変化後の状況セッション
-作成済 販売見積ライン (tdsls1501m000)
作成済確認済 販売見積結果 (tdsls1101s100)
作成済取消済 販売見積結果 (tdsls1101s100)
作成済破棄 販売見積結果 (tdsls1101s100)
確認済処理済 販売見積の処理 (tdsls1200m000)