販売マスタデータ
販売マスタデータには、必須およびオプションのマスタデータ機能および特徴が含まれています。必須データは販売手順を完了するときに必要です。オプションデータは、いくつかの販売手順で使用するために指定できます。
品目基準データでは、一般レベルの品目および品目データを指定できます。販売手順を完了するには、販売品目データで、販売に関連する品目データも指定しておく必要があります。
利用可能な在庫をチェックし、販売見積ライン、販売オーダライン、販売オーダ構成要素ラインの在庫不足を解消できます。
タイムフェーズ在庫チェックでは、販売オーダラインおよび販売見積ラインについて、十分な在庫があるかどうかを品目の
オーダリードタイム時にチェックできます。つまり、特定の時点での
手持在庫と引当の差異は無視されます。その代わり、LN ではオーダリードタイムの全期間で、手持在庫とすべての計画在庫処理間の差異が考慮されます。
品目が販売されなくなった場合、その品目を別の品目に交換できます。
ある品目の在庫不足が発生した場合、販売先取引先に
代替品目を提案できます。オプションで、オリジナル品目の利用可能な在庫を使用した後、残りの不足分を代替品目で補充することもできます。
リスト品目を販売先取引先に販売するときに
リスト品目の検索に使用される、
リストグループを指定できます。取引先が複数のリストグループから購買できるようにするか、デフォルトのリストグループから購買できるようにするかを指定できます。
販売手順を完了する前に、販売オーダ手順で必要な手順を定義する
販売オーダタイプ、販売契約、販売オーダ、販売スケジュールの作成に使用可能な
販売オフィス、ユーザ固有のデフォルトデータが含まれる
ユーザプロファイルなど、販売組織データを指定する必要があります。
販売オーダに対して納入された商品について、商品代金の請求を行う前に販売先取引先の承認が必要な場合、
顧客承認を設定できます。販売先取引先によって商品が承認されたときに、商品の所有権が発注先から販売先取引先に変更されます。
販売オーダの処理を自動化できます。オーダタイプにリンクされている活動ごとに、自動またはマニュアルの実行モードを指定できます。
直送の場合、販売オフィスが顧客から代金を受領し、購買オフィスが発注元に商品代金を支払います。このため、両方の財務会社の会計帳簿には不一致が生じます。このとき、異なる財務会社に属している購買オフィスと販売オフィスとの間の決済を LN で自動生成し、会計帳簿を更新することができます。
レート換算基準を使用して、
為替レートの決定に使用する日付を指定できます。外貨の金額は、有効な為替レートに基づいて自国通貨に換算されます。
同じ (グループの) 取引先から繰り返し発生する販売オーダには、販売オーダテンプレートを指定できます。オーダテンプレートから、販売オーダまたは販売オーダラインを生成できます。
製品カタログを指定して、品目を論理的な製品
分類にグループ化できます。カタログを階層状に構成し、最も下のレベルに、販売または購買する品目を含めることができます。
販売手順を完了するには、オーダ変更の追跡と変更理由の特定を行うデータ、販売オーダの自動ブロックの条件と理由、
オーダ優先順位シミュレーションなどの一般販売データを指定しておく必要があります。
追加コストを指定して販売オーダまたは出荷に追加し、オーダ (ライン) または出荷 (ライン) に追加コストを計上できます。
ある会社の購買オーダは別の会社の販売オーダにリンクされています。したがって、購買オーダの変更は対応する販売オーダに影響します。また、逆に販売オーダの変更は対応する購買オーダに影響します。変更オーダ情報の処理を指定できます。
販売見積手順を完了するには、
競合先、見積の承認または却下理由、販売見積パラメータなどの販売見積マスタデータを指定しておく必要があります。
販売スケジュール手順を完了するには、販売スケジュールマスタデータを指定しておく必要があります。
販売スケジュールの処理を自動化できます。活動ごとに、自動で実行するか、マニュアルで実行するかを指定できます。