企業計画での原価ペグ転送

企業計画には以下の 2 つのタイプの原価ペグ転送があります。

  • マニュアル原価ペグ転送

    このタイプの転送のオーダは、倉庫管理から取得され、確定計画需要とみなされます。これらのオーダは、オーダ計画では作成、更新、または削除できません。

    品目オーダ計画 (cprrp0520m000) セッションに表示されます。

  • 計画原価ペグ転送

    利用可能な手持超過およびオーダ済超過に基づいて作成されたオーダ。

    品目オーダ計画 (cprrp0520m000) セッションに表示されます。プロジェクトペグからの転送は、需要処理として表示され、プロジェクトペグへの転送は供給処理として表示されます。

    計画原価ペグ転送は計画原価ペグ転送 (cprrp0130m000) セッションでも表示できます。このセッションには、転送に関する詳細な情報が表示されます。

オーダ計画での原価ペグ転送

オーダ計画では、マニュアル原価ペグ転送と計画原価ペグ転送の両方が考慮されます。マニュアル原価ペグ転送は需要オーダとして扱われ、手持超過とオーダ済超過はこれらの転送の供給に使用されます。手持超過またはオーダ済超過がない場合、取消例外メッセージが記録されます。

計画原価ペグ転送は、オーダ計画の需要/供給の一致が実行されるときに作成、更新、または削除されます。計画原価ペグ転送は、オーダ計画処理によりメンテナンスされます。マニュアルで変更することはできません。

計画原価ペグ転送の作成

別の原価ペグに割当可能な手持超過またはオーダ済超過が利用可能な場合、原価ペグの転送を表示するために計画原価ペグ転送が作成されます。超過に適用される転送ルールは原価ペグ転送ルール (tcpeg1100m000) セッションでチェックされます。

計画原価ペグ転送の更新と削除

状況が計画の計画原価ペグ転送は変更できません。計画品目の計画が開始する前に、状況が計画の計画原価ペグ転送はすべて削除されます。

状況が確定計画および確認済の計画原価ペグ転送は、オーダ計画により変更できません。マニュアル原価ペグ転送と同じ手順に従います。

原価ペグ転送のデフォルト状況は計画です。状況確定計画および確認済は、ユーザによりメンテナンスされます。

原価ペグ転送の例外メッセージ

原価ペグ転送の取消例外メッセージが記録されます。これらの例外メッセージは例外メッセージの更新 (cprao1210m000) セッションで自動的に処理できます。

一時原価ペグ転送

在庫は物理的に 2 つのプロジェクト間で転送できます。プロジェクトペギングパラメータ (tcpeg0100m000) セッションで借受/貸付および返却チェックボックスがオンになっている場合、費用や請求は発生しません。

借受/貸付機能により、プロジェクト間または一定の時間範囲で資材を物理的に転送できます。貸付が有効になっている間に発生する追加コストは借受プロジェクトの負担になります。

年齢調べチェックボックスをオンにすると、借受在庫を返却するまでの期間を設定できます。借受プロジェクトが期日までに貸付在庫を補充できない場合、貸付が永久転送に変換されます。