第 2 階層の調整レートの算出

定義により、階層 - 2 の調整レートプランは、階層 - 1 の調整レートが基準になっています。階層 - 2 の動的価格は、階層 - 1 に完全に依存しています。概念上、階層 - 2 のレートは、階層 - 1 の調整レートを基本レートとして計算されます。たとえば、元の基本レートが $100 で階層 -1 の調整レートが基本レートより 10% 低い場合、含意された階層 -1 のレートは $90=($100–$100*10%) となります。9% の階層 -2 調整レートプランが、この階層 -1 調整レートプランに基づいている場合、階層 -2 のレートは $81.90=($90-$90*9%) になります。慣例により、動的価格の計算は調整計算の前に行われます。階層 -1 の調整レートプランについて、調整レートプランの動的価格設定を有効にするため、基本レートと調整レートプランの両方に対し、[動的価格を適用] チェックボックスを選択する必要があります。次の表は、基本レートと階層 - 1 調整レートの [動的価格を適用] 設定に基づいて、階層- 2 調整レートに動的価格計算を組み込む必要があるかどうかを示しています。階層 - 2 調整レートプランの[動的価格を適用] 設定自体は、動的価格を階層 - 2 レートに組み込むかに対し影響はありません。

表 1. [動的価格を適用] チェックボックス

基本レート	階層 -1 調整	階層 -2 調整	階層 - 2 への動的価格の組み込み
クリア	クリア	一方	階層 -1 にはないため、しない。
クリア	選択済	一方	基本レートが動的価格と関連がなく階層 -1 にはないため、しない。
選択済	選択済	一方	階層 -1 にあるため、する。