滞在ウィザードを使用した利用者滞在予約の変更

[滞在ウィザード] 画面を利用すると、利用者滞在中に、部屋、部屋タイプ、「レートプラン」、レート調整と変更を適用できます。[記録ビュー] タブで利用者滞在予約に対して行われた更新は、利用者滞在全体に適用されます。一方、 [滞在ウィザード] を利用すると、利用者滞在中の部屋、レートプラン、部屋タイプの変更をスケジュールし、部屋と部屋タイプのレートを「優先」し、再見積し、保持するためのレート指示を提供できるようになります。

リース: 滞在ウィザードによりリースを変更できません。リース内のそれぞれの日付は、RATEDETAILSDATERANGEDISPLAY プロパティパラメータに従って、リーススケジュールの開始日と終了日だけで、日別または日付範囲別に表示されます。リースレートと手数料は表示されません。代わりに、リース開始日、リース終了日、リース料金総計が表示されます。部屋、部屋タイプ、レートプラン、料金、レート理由、オリジナルレートが同じ値の場合、リースショルダー滞在日 (リース開始日前の日付またはリース終了日後の日付) は連続して表示されます。

外貨処理: [レート] (プロパティ通貨) または [利用者通貨] は変更可能です。フィールドの 1 つに値を指定すると、他のフィールドが自動的に計算されます。為替レートがロックされている場合は、他のフィールドを計算するために、ロックされた為替レートが使用されます。為替レートがロックされていない場合は、他のフィールドを計算するために、現在の為替レートが使用されます。

  • [レート]: レートは常にプロパティの通貨で表示されます。
  • [利用者通貨]: 利用者通貨額は利用者通貨のレートです。

利用者通貨とプロパティ通貨が同じ場合、[利用者通貨] フィールドが無効になり、[レート] フィールドだけしか変更できません。

利用者通貨がプロパティの通貨ではない場合、次の 2 つのシナリオが考えられます。

  • 外貨レートプラン: [レートプラン] が外貨レートプランの場合、[利用者通貨] フィールドを変更できます。
  • サービス見積: [レートプラン] がプロパティ通貨レートプランで、利用者通貨が指定されている場合、現在の為替レートは [レート] を計算するためにシステムにより使用されます。[レート] フィールドは変更可能です。

レートプランがプロパティ通貨レートプランで、利用者通貨が設定されています。為替レートは常に使用されます。ユーザはレートフィールドを変更します。

注: 新しいレートプランを状況が滞在中か予約済の利用者滞在記録に指定し、部屋以外の品目にアクティビティがリンクされているとき、アプリケーションは状況が未処理のアクティビティを作成します。利用者滞在画面の [共用] タブにある [滞在ウィザード] にアクセスすることもできます。利用者滞在に適用されるすべての変更は、すべての共用と共用コンポーネントに適用できます。「共用の作成」を参照してください。

滞在ウィザードを使用して利用者予約を変更するには:

  1. [受付] > [利用者滞在] の順に選択します。
  2. [リストビュー] タブで、作業を行う利用者滞在記録をダブルクリックします。[記録ビュー] タブが表示されます。
  3. [滞在ウィザード] をクリックします。 [滞在ウィザード] ウィンドウが表示されます。
  4. [詳細ビュー] リストで作業する記録を選択します。
  5. 以下の情報を指定します。
    開始日
    利用者滞在変更の開始日を入力します。
    終了日
    利用者滞在変更の終了日を入力します。利用者滞在の調整は、この日付範囲で指定された日付にしか適用されません。
    部屋
    利用者滞在変更の部屋を指定します。別の部屋が利用者予約に割り当てられていると、指定の日付範囲に対して既存の部屋が指定の部屋で置換されます。部屋交替が使用される場合、合計部屋ポイントが低い部屋からリストの上位に並んで表示されます。所有者部屋交替方法が使用され、リストの一番上にある部屋が割り当てられていない場合、理由を入力するように求められます。「部屋交替について」を参照してください。
    空き状況指示
    利用者滞在変更に利用可能な指示を指定します。オプションには、[オーバーブッキングを許可]、[制限付可]、[利用可能のみ] があります。[オーバーブッキングを許可] を利用すると、予約済であるが、利用者「占有」が実際には利用可能でない部屋に対する変更をコミットできます。[制限付可] を利用すると、制限付の部屋への変更をコミットできます。[利用可能のみ] を利用すると、利用可能な部屋に対してのみ変更をコミットできます。
    部屋タイプ
    利用者滞在変更の部屋タイプを指定します。別の部屋タイプが利用者予約に割り当てられていると、指定の日付範囲に対して既存の部屋タイプが指定の部屋タイプで置換されます。
    注: 
    • 利用者滞在の期間中、部屋タイプは空室数にある必要があります。
    • [部屋タイプ] 画面で [部屋指定なし] チェックボックスが選択されていない場合にのみ、部屋タイプを選択する必要があります。
    レートプラン
    利用者滞在変更の「レートプラン」を指定します。別のレートプランが利用者予約に割り当てられていると、指定の日付範囲に対して既存のレートプランが指定のレートプランで置換されます。
    注: 指定の到着日に対して、リゾート手数料の定義されているレートプランでこの値を変更すると、リゾート手数料が [利用者滞在] 画面でデフォルトに設定されます。
    コミッション比率/金額
    滞在中に変更するコミッション金額またはコミッション比率が利用者滞在にある場合、コミッション金額が画面に表示されます。これらのフィールドの値は、利用者滞在に対して保存されるコミッションの値によりデフォルトで設定されます。コミッションの値がグループ予約から派生していない場合、値を変更できます。
    レート指示
    利用者滞在変更のレート指示を指定します。オプションは、[優先]、[再見積]、[レートを維持] です。[優先] を利用すると、新しく手動で入力されたレートのある利用者滞在へ適用されるレート額を変更できるようになります。[再見積] を利用すると、指定のレートプランをベースに、部屋と部屋タイプのコストの新しい見積を利用者に提供できます。予約済部屋タイプの「利用可能部屋」がないときは [レートを維持] を選択します。現在のレートを維持すると、利用者に対して別の部屋タイプを予約できるようになり、レートの再見積を行わずに元の部屋予約のコストが維持されます。
    レート
    [優先] を [レート指示] として選択する場合には、新しいレートを入力します。
    レート理由
    [優先] または [レートを維持] を選択する場合には、レート変更の理由を指定します。
  6. [保存] をクリックします。利用者滞在が更新されます。
    注: 場合によっては、利用者滞在変更の特徴が説明される確認メッセージがメッセージバーに表示され、続行するかどうかユーザは確認が求められます。[はい] をクリックして、変更を続行し、メッセージバーを閉じるか、[いいえ] をクリックして変更を取り消します。
  7. 追加利用者滞在変更を必要に応じて加えて、[閉じる] をクリックします。[記録ビュー] タブが表示されます。
    注: 
    • [予約テンプレートコード] または [案内 ID] をクリックすると、[予約テンプレート] 画面が表示され、関連するテンプレートデータを確認できます。
    • アメニティテンプレートを含む: 滞在ウィザード画面で部屋プラン、部屋タイプ、または予約テンプレートを変更すると、アメニティテンプレートに関連付けられたテンプレートルールの適用に基づいて新しいアメニティテンプレートが予約にリンクされます。
      • 予約した利用者の到着日はアメニティ開始日、終了日と同じか、その期間内の必要があります。
      • 複数のアメニティテンプレートを利用者予約とリンクできます。予約日が変更された場合は既存のアメニティテンプレートが削除されます。