占有統計レポート概要

このレポートは、指定した日付範囲の占有データを表示します。レポートを使用すれば、履歴データまたは予測データ、あるいはその両方の組合せを取得できます。予測セクションには、現在日付以降の指定された日付範囲に入る日付の、占有データが含まれます。履歴セクションには、過去の指定された日付範囲に入る占有データが含まれます。レポートには利用可能な部屋、OOO 部屋、販売済みの部屋、販売対象部屋、占有 %、到着部屋、到着予約、過滞在部屋、出発部屋、出発予約、優待部屋の数、無断不泊部屋の数、デイユース部屋、一時部屋、グループピックアップ、グループピックアップ予約、グループ残存、契約ピックアップ部屋、契約ピックアップ予約、契約残存、予約済リース部屋、未予約リース、部屋収益、ADR、Rev PAR、利用者が含まれます。

レポートは日付別にセクションが分けられており、日付ごとに列を合計し、レポートに表示されるすべての日付の総計のための合計項目があります。グループ基準方式が選択されており使用されている場合、占有データは指定された日付範囲に含まれている各日付のグループ化方式によってレポートされます。グループ化方式が使用されている場合、レポートには各グループ基準方式セクションの合計が記載され、レポートに記載されるすべてのデータの総計の合計項目があります。

レポートはプロパティでフィルタできます。レポートは、市場セグメント、レートプラン、レートカテゴリ、部屋タイプ、ソース、またはトラック別にグループ化できます。グループ状況は、確定状況または暫定状況のみのグループを含めるかまたは除外するように制限できます。任意で以下のことが行えます:ゼロ値を含む (オプション別グループに選択がある場合のみ含まれるチェックボックス)、デイユースを含む (到着、出発の合計)、部屋と収益にデイユースを含む、予約済リースを予約として扱う、未予約リースを予約として扱う、暫定リースを含む、契約列を表示、契約ピックアップを予約として扱う、契約残存を予約として扱う、グループ列を表示、グループピックアップを予約として扱う、グループ残存を予約として扱う、一時を含む

レポートは、占有比率から販売不可の部屋を差し引いた値を示す列を記載するように構成できます。この列は、実地棚卸から、マイナーとしてマークされていない販売不可の部屋を差し引くことで算出されます。

レポートは優待部屋をレポートする [ハウス使用] セクションを記載するように構成できます。使用される場合、レポートには優待部屋使用の次の情報が記載されます。無断不泊部屋、デイユース部屋、一時部屋、グループピックアップ部屋、グループピックアップ予約、グループ残存、契約ピックアップ部屋、契約ピックアップ予約、契約残存、予約済リース部屋、未予約リース、部屋収益、ADR、Rev PAR、利用者数、日付タイプ合計 (履歴または未来)、優待部屋の合計などです。

以下は、注意する重要項目です。

  • 次のレポートの列は、グループ基準方式が使用されない場合のデフォルトのレポートにのみ表示されます。到着部屋、到着予約、過滞在部屋、出発部屋、出発予約列は基本レポートで利用可能であり、レポート構成に表示するように設定できます。
  • 列 [グループピックアップ予約]、[契約ピックアップ予約]、[予約済リース部屋]、[未予約リース] は基本レポートで利用できますが、デフォルトでは非表示になっています。
  • 空室であり状況が有効の部屋のみが報告されます。
  • 部屋に対して在庫計上外 (OOI) の作業オーダーが存在する場合、その部屋は「利用可能部屋」には含まれません。
  • 共用がある場合、利用者件数は共用コンポーネントから検討されます。すべての共用コンポーネントを合わせた利用者件数が報告されます。部屋収益は共用コンポーネントから検討されます。すべての共用コンポーネントを合わせた部屋収益がレポートされます。
  • スイートについては、コンポーネントルームがカウントされ、部屋収益はスイートマスターに基づき、利用者件数はスイート予約から検討されます。
  • このレポートには部屋以外のもの (浴室や応接室など) も記載されます。
  • 一時予約は、グループ、予約代理店契約、リースに関連付けられていない予約です。
  • 残存グループブロック、契約、または未予約リースがピックアップとして処理される場合、システムは残存ブロックをピックアップ済予約であるかのようにとして処理します。利用者のデフォルト番号はすべてのレート計算に使用されます。
  • [収益にデイユースを含む] を選択すると、[部屋収益] の列にデイユース部屋収益は記載されますが、[部屋販売済] または利用者数には記載されません。
  • [部屋と収益にデイユースを含む] を選択すると、[収益] の列にデイユース部屋収益が記載され、[部屋販売済]、利用者数の算出にデイユース部屋が含まれます。
  • デイユース部屋がレポートに記載される場合には、100% を超える占有とすることも可能です。
  • 優待部屋と無断不泊部屋の列は、それぞれの数を表示し、それらは通知のみを目的としているため、レポートの計算にはどちらも使用されません。
  • レポートがレートカテゴリでグループ化される場合、リースに関連付けられる利用者滞在は、リースのレートプランのレートカテゴリの下にレポートされます。
  • [リース構成] 画面で [リース管理ショルダー期間] オプションを選択すると、ショルダー期間はリース日とみなされます。ショルダー開始日と終了日はリース期間の開始日、終了日として使用されます。レポートはリース開始日と終了日ではなく、ショルダー開始日と終了日を比較します。
  • [グループ基準 部屋タイプ] を選択し、HMS にスイートが構成されている場合、レポートには、スイート部屋タイプと呼ばれるセクションがさらに追加され、ユニットタイプが [スイート] である部屋が記載されます。[コンポーネントルーム数] の値は、スイートの下に構成されているユニットタイプ [スイート] の部屋数を示しています。
    注: 
    • レポートが部屋タイプでグループ化されている場合は、複数の部屋タイプを選択できます。
    • [グループ基準] オプションが指定されていない場合、予約データは *** と表示されます。
  • 待機リスト部屋データがレポートに記載されます。待機リスト部屋の数は、待機リスト状況の予約に対して表示されます。これらの予約は、利用者の到着時にのみ考慮されます。
  • レポートが販売促進コードでグループ化されている場合、有効な販売促進コードと関連付けられている利用者滞在詳細はレポートで印刷されます。
    注: 販売促進コードは、利用者滞在のすべての日付に対して適用できます。
  • [リース予約を含む] チェックボックスが選択されている場合、レポートには利用者滞在のリース予約情報が含まれます。
  • [未予約リースを含む] チェックボックスが選択されている場合、レポートには利用者滞在の未予約リース情報が含まれます。次の状況にある予約されていないリースデータを表示します。
    • 確定
    • 交付
    • 完了
    注: リース状況は [リース] 画面からデフォルトで設定されます。
  • [暫定リースを含む] チェックボックスが選択されている場合、レポートには以下が表示されます。
    • リースと関連付けられていて、状況が [暫定] に設定されている予約情報のある予約済リースの列
    • リース情報があり、状況が [暫定] に設定されている未予約リースの列
  • コード別グループ が指定されていて、1 つ以上の選択済コードがゼロ値で無効の場合、予約関連の統計情報はレポートから除外されます。
  • これらの状況のリース関連データは、指定した日付範囲の生成レポートに表示されます。
    1. 完了
    2. 確定
    3. 交付
    注: この値はリース画面で指定された状況からデフォルト設定されます。