DATEV 抽出の作成

抽出を DATEV Kanzlei-Rechnungswesen Pro 4.3 に適用します。DATEV 顧客は毎日 ASCII ファイルを財務会計システムに送信することを義務付けられています。以下のファイルを DATEV システムに送信する必要があります。

  • 収益、支払、預り金の転記に関する情報を含んだ 1 つのファイル。DATEV システムでは、このファイルはBuchungsstapel と呼ばれます。
  • 未決済の売掛金料金に関する情報を含んだ 1 つのファイル。DATEV システムでは、このファイルは Offene Posten と呼ばれます。
  • Debtor の名前とアドレスに関する情報を含んだ 1 つのファイル。DATEV システムでは、このファイルは Debitorenstammdaten と呼ばれます。

以下は注意する重要な点です。

  • 抽出は、1 日の終わりの処理により毎日作成されます。
  • 1 日の終わりの処理によるファイル作成が失敗した場合は、過去の日付に対して抽出を手動で作成できます。
  • 抽出が実行される日付で、すべての収益、支払と預り金の転記、未決済の売掛金請求書、またはプロパティ売掛金口座の情報が抽出の対象になります。
  • 抽出は、サードパーティシステムの DATEV によりインポートされます。
注: 
  • ときには、処理コード情報を含むファイルを、要求に応じてエクスポートできます (DATEV システムでは Sachkontenbeschriftung と呼ばれる)。口座の標準表 (ドイツ語で Standard Kontenrahmen) と一致しない新しい G/L 口座に関連する処理コードがホテルにある場合、このファイルを要求に応じてエクスポートできます。
  • [処理詳細] セクションには、作成されたファイルの数と、エラー (ある場合) が表示されます。
  1. [管理] > [抽出] > [DATEV 財務会計抽出] を選択します。
  2. [抽出詳細] セクションで、以下の必要な情報を指定します。以下のフィールドについては、詳細を参照してください。
    抽出日
    抽出を作成する日付を指定します。デフォルト値は [ホテル営業日] の前日です。
    転記バッチ
    このチェックボックスを選択すると、フォリオ料金と前払金が抽出の対象になります。
    オープン売掛金請求書
    このチェックボックスを選択すると、抽出ファイルには、直接請求振替またはクレジットカードにより転記された、前払金と利用者元帳のような、すべての支払転記が記載されます。請求書は、最終版、訂正済、または保留中にすることができます。支払が中間支払であり、抽出が作成される日に請求書が発行されない場合、その支払は口座番号でエクスポートされます。請求書が発行された数日後に、口座番号がある元の売掛金支払は、抽出で取消としてリストされ、請求書IDで支払を受け取ったとして、再度送付されます。
    プロパティ売掛金口座
    このチェックボックスを選択すると、更新される売掛金口座と、所定の日付に作成される未決済の売掛金料金がある口座が、抽出の対象になります。
    G/L 口座
    このチェックボックスを選択すると、[処理コード] フィールドが有効になります。
    処理コード
    抽出の対象とする新しい G/L 口座に関連付けられた処理コードを指定します。
  3. [抽出を作成] をクリックして、抽出処理を開始します。
  4. あるいは [クリア] をクリックしてデフォルト値を設定します。
  5. [管理] > [日次処理] > [日次締め追加処理] の順に選択します。
  6. 処理名と詳細を指定します。たとえば、OWNREL です。
  7. 以下の情報を指定します。
    処理タイプ
    他の処理 を指定します。
    処理リンク
    DATEVEXP を指定します。
    状況
    [有効] を指定します。
  8. [送信] をクリックします。
  9. 抽出をテストします。これは、EOD を実行するか、[管理] > [抽出] > [DATEV抽出] によりテストを起動します。
    注: このメニューパスを使用して抽出処理を開始する場合は、まず EOD を実行して、[日次締め処理] ページのリストにある所有者関連の追加 EOD 処理を確認する必要があります。