輸出関連書類の印刷準備
移動証明書を印刷する前に、出荷行を編集して特恵貿易協定の設定が正しいことを確認する必要があります。
- [出荷管理] > [貨物] を選択します。
- [貨物] ページで [ドリルダウン] をクリックして貨物を選択します。
- [編集] をクリックします。
-
[移動証明書] タブをクリックします。
注:
このタブは、タスクリストに移動証明書印刷タスクがあり、
MovementCertificates
機能が設定されている場合のみ表示されます。 - [移動証明書] を開きます。
-
情報をレビューまたは指定します。
- 輸出状況
- 輸出状況は、移動証明書を印刷する準備が整っているかどうかを示します。移動証明書を印刷するには、輸出状況が [完了] でなければなりません。次の状況があります。
- [完了] すべての出荷行で [特恵貿易協定] または [特恵なし] オプションが選択されています。
- [未完了] 一部の出荷行で [特恵貿易協定] または [特恵 - 協定不明] オプションが選択されていません。
- [未設定] [特恵貿易協定] が選択されていません。
- 移動参照番号
-
移動参照番号 (MRN) は New Computerised Transit System (NCTS) によって割り当てられる一意の番号で、ヨーロッパ域内のトランジット申告で処理されます。移動参照番号によって、EU 域内、特に搬出税関で、貨物が識別されます。移動参照番号は直接または間接の輸出申告に対して発行されます。
税関はこの番号で登録し、商品を追跡します。数字と文字を組み合わせた移動参照番号が輸出書類に印刷されます。この書類は税関によって提示されます。
- 移動証明書シリアル番号
- 運送状に印刷するシリアル番号を空欄で区切って指定します。移動証明書に印刷する出荷行が多い場合に、このシリアル番号をクロス参照として使用します。 注:
この番号をサポートするには、運送状タスクを [クリップボードからインポート] に設定します。「タスクの処理」を参照してください。
- 特恵貿易協定
- オプションで、リストから特恵貿易協定を選択します。
注:
特定の特恵貿易協定をすべての行にコピーするには、選択する必要があります。
- 同じ [特恵貿易協定] フィールド設定をすべての出荷行に適用するには、[コピー] をクリックします。
- [移動証明書] タブをクリックします。
-
次の情報をレビューまたは指定します。
- 移動証明書
- 移動証明書は輸入国が EU 加盟国から商品を購入する際に必要です。輸入国は EU 貿易協定の対象でなければなりません。
輸入国で特恵関税 (関税引き下げまたは免税) を申請するための書類。特恵関税制度は EU と貿易協定を締結している国にのみ適用されます。使用可能な移動証明書は
MovementCertificates
コードにリストされます。 - 言語
- 移動証明書のデフォルト言語が表示されます。
- 特恵貿易協定
- 特恵貿易協定を指定します。国家間の貿易協定で、協定署名国へ輸出する特定品目の関税が引き下げられます。使用可能な特恵貿易協定のリストは
PreferentialTradeAgreements
コードにリストされます。 - 特恵貿易協定によって、印刷で使用する移動証明書が決まります。
品目マスターデータで特恵貿易協定を事前設定できます。
- 累積適用
- 累積ルールは、ある国での原産品をさらに加工する仕組みを説明するものです。また、ある国での原産品を、別の国の原産品に付加することもできます。結果として当該国の原産品扱いと同じになります。
受領者の情報は、汎欧州・地中海原産地規則の域内国への輸出の際に、移動証明書 (EUR-MED) で使用されます。[累積ルールの適用] チェックボックスは、汎欧州・地中海原産地規則が適用されたことを示します (通常は配送先の国に対して適用)。
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オプションで、行の [選択] をクリックして移動証明書を編集します。
[移動証明書] 詳細ウィンドウに表示されるフィールドは移動証明書によって異なります。
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オプションで [リフレッシュ] をクリックして輸出状況を更新します。このプロセスでは貨物行の有効な PTA がチェックされます。使用する移動証明書、デフォルト言語、テキストが決定されます。
特恵貿易協定が変更または設定されると、変更内容の保存時に [輸出状況] フィールドが更新されます。