販売品目の品目マスターデータを編集

販売品目の品目マスターデータは ERP システムからインポートされます。ItemMasterUpdateFields コードリストで、ERP システムによって自動更新する品目マスターデータフィールドを設定します。取引パートナー固有の情報が必要な場合は、必要なフィールドを [マスターデータ] の [品目マスター] で管理し、編集できます。

注: 

BOD 自動インポートが有効化されている場合は品目マスターデータを作成できません。

販売品目のマスターデータを編集するには:

  1. [マスターデータ] > [品目マスター] を選択します。
  2. 販売品目マスターの [ドリルダウン] ボタンをクリックします。
  3. [編集] をクリックします。
  4. 次の情報を指定します。
    品目
    販売品目を識別する識別番号が表示されます。
    品目状況
    販売品目の状況が表示されます。状況は [オープン] または [削除済] です。
    品目説明
    品目の短い説明をレビューまたは指定します。
    品目タイプ
    [販売品目] 品目タイプが表示されます。
    基本計測単位
    品目の計測単位をレビューまたは指定します。物品の検数、配分、説明で使用する数量です。
    商品コード
    税金や関税手続きで品目グループを分類する商品コードです。税関当局が指定する商品コードのリストは CommodityCodes コードリストに含まれています。商品コードには CN コード (EU 合同関税品目分類表) や HTS コード (米国関税率表) があります。
    編集するときには、[商品コード] フィールドの [検索] ボタンをクリックします。ダイアログボックスから品目の商品コードを選択します。
    商品コード説明
    商品コードを選択すると、標準の説明が表示されます。標準の説明を置換する商品コード説明を入力する必要がある場合は、[商品説明] タブで説明を入力します。この説明は輸出関連の書類を印刷する際に [出荷管理] アプリケーションで使用されます。
  5. [追加品目情報] フィールドを開いて、次の情報を指定します。
    特殊品目特性
    ドロップダウンリストから特殊品目特性を選択します。このフィールドを使用して、車両セーフティ情報などの特殊品目特性を保存します。たとえば、取引パートナー Nissan ではタイプ A とタイプ B の重要品目タイプが識別されます。通常、この情報は ERP システムからインポートされません。この情報は [出荷管理] アプリケーションのラベル印刷で必要になります。[マスター貨物][倉庫コンテナー] ページの詳細ビューでフィールドを管理できます。現在、Nissan の発注先が遵守しなければならない次の特性から選択できます。
    [Nissan メキシコ OBD] 排気規制に関連する特殊品目特性 (自己診断機能)
    [Nissan メキシコ重要部品 A] ステアリングコントロール、ブレーキシステム、燃料システム完全性など、セーフティ関連の品目
    [Nissan メキシコ重要部品 B] 衝突時の乗員保護、後衝突セーフティ、セーフドライビングのための伝送情報など、衝突セーフティ関連の品目
    UPC コード
    UPC コードが表示されます。UPC (Universal Product Code) は商品を識別するためのバーコードです。
    EPC コード
    EPC (Electronic Product Code) は製品を明確かつ一意に識別します。製造者に割り当てられている番号も含まれます。ONS (Object Name Service) によってインターネットアドレス (URL) が標準 EPC 番号に割り当てられます。EPC 番号は製造者のオブジェクト説明を参照します。これにより、タグされた商品に関する情報をインターネットから取得できます。
    危険物インジケーター
    梱包品目を危険物の梱包に使用する場合は、このチェックボックスをオンにします。
    危険物 ID
    危険物のタイプを識別するコードを指定します。
    危険物説明
    [危険物インジケーター] をオンにする場合に、危険物に関する短い説明を入力できます。
  6. [輸出情報] フィールドを開いて、次の情報を指定します。
    特恵貿易協定
    フィールドの [検索] ボタンをクリックします。品目に関する国家間の特恵貿易協定をダイアログボックスから選択します。特恵貿易協定は、国家間で締結されている関税または関税優遇措置に関する協定です。特恵貿易協定のリストは PreferentialTradeAgreements コードリストで定義します。
    仕向地国への輸出で特恵貿易協定が必要ない場合は、[非特恵] を使用できます。非特恵項目には [出荷管理] の [マスター貨物] ページで移動証明書が表示されません。
    適切な特恵貿易協定が明確でない場合は [特恵 - 協定不明] を使用できます。この場合は、後で [マスター貨物] ページで特恵貿易協定を入力できます。有効な特恵貿易協定を選択しないと、[出荷管理] で関連するマスター貨物の状況を [完了] にできません。
    特恵基準
    フィールドの [検索] ボタンをクリックします。ダイアログボックスから NAFTA を選択します。NAFTA 特恵基準は NAFTA 原産地証明で識別される A から F のカテゴリに分類されます。特恵基準により、NAFTA 国家間での輸出における原産地国と特恵ステータスを証明します。特恵基準のリストは PreferenceCriteria コードリストで定義します。
    実質的変更原産国
    フィールドの [検索] ボタンをクリックします。ダイアログボックスから国コードを選択します。原産国は最後に品目に「実質的な変更」が加えられた国です。これは複数国で生産される品目に関係します。「実質的な変更」とは、品目が新しい別の品目に変わることを意味します。
    連邦取引委員会 (FTC) 原産国
    フィールドの [検索] ボタンをクリックします。ダイアログボックスから国コードを選択します。国コードは連邦取引委員会が指定する「Made in USA」基準を遵守する必要があります。「Made in USA」表示を付す製品は、「米国で製造」または「すべてまたは実質的にすべて米国で製造」されたものでなければなりません。製品に組み込まれる重要な部品と処理も米国で製造および作業される必要があります。外国産のものは皆無またはほとんどないことが求められます。
    連邦取引委員会 (FTC) タイプ
    フィールドの [検索] ボタンをクリックします。FTC 基準に従って、ダイアログボックスから原産国を選択します。
    タイプコード 説明
    M 製造: 1 国内ですべてまたは実質上すべてを製造
    A 組立: 1 国または複数国で製造された構成部品を 1 国で組立
    R 再製造: 1 国または複数国で製造された構成部品を使用して、1 国でリビルドまたはリファービッシュ
    通関手続き
    フィールドの [検索] ボタンをクリックします。ダイアログボックスで通関手続きを選択します。輸出製品の通関手続きを使用することにより、輸出コンプライアンスを遵守できます。通関手続きのリストは CustomsProcedures コードリストで定義します。
    NAFTA 原産国
    フィールドの [検索] ボタンをクリックします。ダイアログボックスから NAFTA 原産国を選択します。原産国はプリセットされます。メキシコとアメリカの共同生産物の場合にのみ [JNT] に変更できます。
    NAFTA 生産者
    フィールドの [検索] ボタンをクリックします。自分が商品の生産者である場合は、ダイアログボックスで [はい] を選択します (デフォルト)。自分が商品の生産者でない場合は、ダイアログボックスで [いいえ] を選択します。
    NAFTA コスト方式
    フィールドの [検索] ボタンをクリックします。次のような場合は、ダイアログボックスで [NC] を選択します。
    • 原産地規則において付加価値基準が必要な場合
    • 取引価額方式ではなくネットコスト方式を使用する場合
    その他の場合は [NO] を選択します。
  7. [販売品目] タイプの品目マスターデータでは、輸出関連書類で標準説明として使用する商品コード説明を指定できます。[品目説明] タブで次の情報を指定します。
    言語コード
    品目説明および商品コード説明の言語コードをドロップダウンリストから選択します。
    言語コードは、[梱包品目] タイプの品目マスターデータに対して選択できます。このフィールドエントリは [販売品目] タイプの品目マスターデータでは無効化されます。
    品目説明
    選択した言語で品目説明の翻訳をレビューまたは指定します。
    このフィールドエントリは [販売品目] タイプの品目マスターデータでは無効化されます。
    商品説明
    標準説明を置換する商品コード説明を入力します。この説明は輸出関連の書類を印刷する際に [出荷管理] アプリケーションで使用されます。
    注: 

    [販売品目] タイプの品目マスターデータでは、品目説明行を追加または削除することはできません。

  8. 品目に関する取引パートナー固有の情報を追加するには、[外部属性] タブで [作成] をクリックします。指定する情報は取引パートナーの要件によって異なります。
    タイプ
    ドロップダウンリストから [得意先] または [発注先] を選択します。
    ビジネスパーティ
    フィールドの [検索] ボタンをクリックします。ダイアログボックスからビジネスパーティを選択します。
    ビジネスパーティの会計エンティティ
    ビジネスパーティの会計エンティティを指定します。1 つ以上の独立した経営または会計機能を持つ、企業または企業のサブセットです。会計エンティティは、残高が一致している完全な取引セットから損益計算書と貸借対照表を作成するエンティティであり、通常は法人です。会計エンティティはテナント内で定義し、場所を含めることができます。
    ビジネスパーティ品目
    取引パートナーが使用する品目番号を指定します。
    追加ビジネスパーティ品目
    取引パートナーによって使用される追加品目番号を指定します。この情報は取引パートナーの要件によって異なります。
    消耗品ビジネスパーティ品目
    取引パートナーによって使用される消耗品の追加品目番号を指定します。このフィールドには、再利用できない梱包品目の累積 ID が含まれます。この情報は取引パートナーの要件によって異なります。
    デフォルト原材料エントリ理由
    原材料エントリのデフォルトの理由を選択します。

    品目の取引パートナー固有の情報を削除するには、[外部属性] タブで行を選択して [削除] をクリックします。

  9. 原産国のシェアパーセントを追加するには、[原産国] タブの [作成] をクリックします。指定する情報は取引パートナーの要件によって異なります。
    原産国
    ドロップダウンリストから原産国を選択します。
    パーセント
    原産国のシェアパーセントを入力します。

    原産国のシェアパーセントを削除するには、[原産国] タブで行を選択して [削除] をクリックします。

  10. 品目マスターデータを保存するには [保存] をクリックします。
    品目マスターデータが正常に保存されたことを示す通知が表示されます。