二倍定率法
二倍定率法は、2 つ目の加速減価償却計算法です。これは、資産の耐用年数の早い時期において遅い時期よりも大きい金額を償却するというものです。この方法について説明するために、級数法と生産高比例法の例で使用したものと同じ資産項目を使用します。ただし、二倍定率法を使用する場合に忘れてはならない大きな相違点は、償却基準額を計算するために残存価額が原価から控除されるのではなく、簿価が予測残存価額に等しくなった時点で資産の償却が停止されることです。簿価は、資産取得原価から、認識された累積償却額を差し引いた金額を表します。計算式は次のようになります。
年間減価償却 = (2 x (1/耐用年数)) x (資産のコスト - 減価償却累計額)
たとえば、1 年目の減価償却は次の式で計算します。
= (2 x (1/ 3 年)) x (50,000 ユーロ - 0 ユーロ)
= 0.67 x 50,000 ユーロ
= 33,333 ユーロ
2 年目の減価償却は次の式で計算します。
= (2 x (1/ 3 年)) x (50,000 ユーロ - 33,333 ユーロ)
= 0.67 x 16,667
= 11,167 ユーロ
3 年目の減価償却は次の式で計算します。
= (2 x (1/ 3 年)) x (50,000 ユーロ - 33,333 ユーロ - 11,167 ユーロ)
= 0.67 x 5,500 ユーロ
計算結果は 3,685 ユーロです。償却は簿価が残存価額に等しくなった時点で停止されるため、3 年目の償却額は 500 ユーロのみとなります。