給与計算タイプ
次の 3 つの給与計算タイプがあります。
BaseSalary
は開始レートに基づきます。時給の職位では、開始時の時給レートが使用されます。年俸職位では、開始時の年俸が使用されます。BaseRateAmountChange
は固定金額の増額に基づきます。時給職位では、時間単位での増額が使用されます。年俸職位では、年間単位での増額が使用されます。BaseRatePercentChange
はパーセント金額に基づきます。このパーセンテージは、計算数式で使用するレートを決定するために現在の基準レートに適用されます。たとえば、時給職位の現在の基準レートが 1 時間あたり $10 の場合は、ユーザーはBaseRatePercentChange
アクションに 10% を入力します。このアクションのレート変化は、$10 の 10%、つまり $1 です。
時給職位では、特定期間の給与タイプアクションを計算する数式は次のようになります。
Period value = Rate x Hours for this period x Number of pay periods x Phasing factor for this period
年俸職位では、特定期間の給与タイプアクションを計算する数式は次のようになります。
Period value = Rate x FTE for this period x Phasing factor for this period
例 1: 時給職位の給与計算
この例は、次の設定での時給職位を示します。
- 支払期間数: 12
- フェージング方法: 均等
各期間のフェージング係数 = 1/12
- 時給レート: $10
- 時間: 次の表は、時間と対応する開始日を示しています。
開始日 | 時間 |
---|---|
1/1/17 | 100 |
3/1/17 | 50 |
6/16/17 | 25 |
次の表は、2017 年 2 月 15 日に開始する給与アクションの、2017 年最初の 7 期間の計算結果を示しています。
月 | 期間金額 | 結果 |
---|---|---|
1 月 | $10 x( 0/31 x 100) x 12 x 1/12 | $0 |
2 月 | $10 x (14/28 x 100) x 12 x 1/12 | $500 |
3 月 | $10 x (31/31 x 50) x 12 x 1/12 | $500 |
4 月 | $10 x (30/30 x 50) x 12 x 1/12 | $500 |
5 月 | $10 x (31/31 x 50) x 12 x 1/12 | $500 |
6 月 | $10 x ((15/30 x 50) + (15/30 x 25)) x 12 x 1/12 | $375 |
7 月 | $10 x (31/31 x 25) x 12 x 1/12 | $250 |
例 2: 年俸職位の給与計算
この例は、次の設定での年俸職位の給与計算を示します。
- フェージング方法: 均等
各期間のフェージング係数 = 1/12
- 年間レート: $120,000
- FTE: 次の表に FTE と対応する開始日を示します。
開始日 | FTE |
---|---|
1/1/17 | 1.0 |
3/1/17 | 0.5 |
6/16/17 | 0.25 |
次の表は、2017 年 2 月 15 日に開始する給与アクションの、2017 年最初の 7 期間の計算結果を示しています。
月 | 期間金額 | 結果 |
---|---|---|
1 月 | $120,000 x (0/31 x 1.0) x 1/12 | $0 |
2 月 | $120,000 x (14/28 x 1.0) x 1/12 | $5,000 |
3 月 | $120,000 x (31/31 x 0.5) x 1/12 | $5,000 |
4 月 | $120,000 x (30/30 x 0.5) x 1/12 | $5,000 |
5 月 | $120,000 x (31/31 x 0.5) x 1/12 | $5,000 |
6 月 | $120,000 x ((15/30 x 0.5) + (15/30 x 0.25)) x 1/12 | $3,750 |
7 月 | $120,000 x (31/31 x 0.25) x 1/12 | $2,500 |