セグメントの連結

エンティティ - グループ会社間の関係およびセグメント - セグメント間の関係に対する負債の連結を実行できます。

セグメントとは、たとえば事業部、プロフィットセンター、地域、生産ラインなどです。

セグメント - セグメント間の関係を表示するため、セグメント 1、セグメント 2、セグメント 3 を使用できます。

セグメント連結は、全体連結の副産物です。グループの結果を表示するだけでなく、連結されたセグメントを表示する必要があります。たとえば、セグメント次元を使用して事業部を表す場合は、連結されたセグメントを表示します。

セグメント - セグメント間の各関係には、エンティティ - グループ会社の関係が必要です。1 つのエンティティ - グループ会社間の関係が複数のセグメント - セグメント間の関係を持つ、または 1 つのセグメント - セグメント間の関係が複数のエンティティ - グループ会社の関係を持つことができます。

次の表は、セグメントとセグメント間が異なるときの例を示しています。

エンティティグループ会社セグメント 1セグメント間 1勘定科目
売掛金買掛金
Genesis CarsGenesis Finance自動車サービス320,050.00460,000.00
Genesis FinanceGenesis Carsサービス自動車460,000.00320,050.00

次の表は、セグメントとセグメント間が同じときの例を示しています。

エンティティグループ会社セグメント 1セグメント間 1勘定科目
売掛金買掛金
Genesis CarsGenesis Financeサービスサービス10,000.000.00
Genesis FinanceGenesis Carsサービスサービス0.0010,000.00

負債の連結の一部としてセグメントを連結する場合、このロジックでセグメント内の消去とセグメント間の消去は区別されます。

セグメントとセグメント間が同じ場合、セグメント内消去が実行されます。

セグメントとセグメント間が異なる場合、セグメント間仕訳が実行されます。

セグメントおよびセグメント間は、セグメント - セグメント間の関係内で同じになります。エンティティとグループ会社は、エンティティ - グループ会社間の関係内で異なっている必要があります。

DSTAGE 次元の構造により、セグメント内への仕訳入力は個別の連結セグメントにのみ影響を与えます。

グループ階層セグメント分析レポートを使用して、連結セグメントを個別に分析することができます。このレポートを表示するには、[レポート] > [グループレポート] > [グループ階層セグメント分析] を選択し、そのレポートのコンテキストデータを指定します。

Financial Consolidation は階層セグメントに基づいています。たとえば、100 の財務的価値を個別にビジネスと地域に分割するだけでは十分ではありません。さらに、ビジネスと地域の関係性を考慮する必要があります。そのため、次の例のように 100 の値を分割することができます。

  • 60: 自動車/オーストリア
  • 10: 自動車/スウェーデン
  • 20: 貿易/オーストリア
  • 10: 貿易/スウェーデン

複数のセグメントが使用される場合のみ、その区別が重要になります。