グループ所有

エンティティコンテキストからグループコンテキストにデータを転送するとき、次の連結方法が指定されたエンティティには、所有率が関連します。

  • 比例

    所有率は、グループに転送される貸借対照表と損益共有の認識に重要です。所有率は定められていませんが、エンティティが比例として認識されるように支配率は 50% である必要があります。貸借対照表と損益計算書の値は、ちょうど 40% または 60% の所有率で転送されます。たとえば、4 つの親エンティティからなる合弁会社の所有率が 25%、支配率が 50% の場合、そのグループに転送されるすべての値は 25% で計算されます。

  • 持分法

    すべての影響を認識するために所有率が使用されます。たとえば、持分勘定の値に影響を与える損益計算書の結果や含み資産の減価償却です。

  • 全部

    所有率は少数株主持分の計算の際に重要です。たとえば、所有権が 75% の場合、25% の少数株主持分が計算されます。資本の残り 75% が親の持分から消去されます。

支配率は連結方法を定義する際に重要です。適切な連結方法を指定するには、エンティティに対する支配率を考慮する必要があります。

計算されたグループ所有率と支配率は、グループ実質所有率と呼ばれます。