損益計算書での非支配持分の開示

このプロセスでは損益計算書の少数株主持分を計算します。次に、この株主持分を損益計算書から貸借対照表の非支配持分セクションに転送する仕訳を作成します。

損益計算書での非支配持分の計算を有効化するには、プロセス構成で資本連結プロセスを構成する必要があります。

非支配持分は基準勘定からの値に基づいて計算されます。次の数式が使用されます。

基準勘定 × (直接非支配持分 + 間接非支配持分)

損益計算書での少数株主持分の開示例

Genesis Cars は Genesis Finance の 80% を所有しています。

Genesis Finance の損益計算書の借方には、10,806,649 の損失が表示されています。損失の 20% である少数株主持分 2,161,329.80 を開示するには、この比率を貸方として計上する必要があります。その相手方は貸借対照表の少数株主持分の勘定科目に借方として計上される必要があります。

次の表は、自動的に生成された仕訳で 20% の少数株主持分の比率を計上する例を示しています。この例では、セグメント 1、2、3 およびセグメント間 1、2、3 は未割り当てです。

エンティティ 勘定科目 グループ会社 スケジュール詳細 借方 貸方
Genesis Finance (I90000) 少数株主持分 外部 2,161,329.80
Genesis Finance (L120520) 当期の利益 (損失) - 少数株主持分 外部 当期の純損益 2,161,329.80
注: 

消去プロセスは、次の階層順序に従います。

  • 勘定科目
  • エンティティ
  • グループ会社
  • スケジュール詳細
  • セグメント 1
  • セグメント間 1
  • セグメント 2
  • セグメント間 2
  • セグメント 3
  • セグメント間 3

一致する組み合わせごとに、仕訳明細を作成する必要があります。