エンティティ仕訳のロールオーバー
エンティティ仕訳のロールオーバー機能で、エンティティ単位で選択されている調整レベルからすべての値と仕訳を転送することができます。調整レベルは、仕訳を用いてのみ変更が可能です。
転送時に、調整レベルからそれと同等のロールオーバー調整レベルにレベルが切り替わります。エンティティレベルでの仕訳のロールオーバーが実行される最初の年には、すべてのデータが調整からロールオーバー調整に転送されます。それ以降の年も、調整からすべてのデータがロールオーバー調整にコピーされます。さらに、既存のロールオーバー調整データがそれ以降の年のロールオーバー調整にコピーされます。
次の表は、調整およびロールオーバー調整の結果が合計され、ロールオーバー調整の合計として表示される例を示しています。
| 年度 記帳レベルエンティティ  | 
                        2019 調整  | 
                        2020 ロールオーバー調整  | 
                        
                             2020 調整  | 
                        2021 ロールオーバー調整  | 
                    
|---|---|---|---|---|
| 資産 | -200 | -200 | 1,000 | 800 | 
| 負債および資本 | -200 | -200 | 1,000 | 800 | 
2019 年の資産調整は -200 です。2020 年、この値はロールオーバー調整に転送されます。そのため、ロールオーバー調整も -200 です。2020 年には、1000 の追加調整があります。仕訳のロールオーバーによって、-200 の既存のロールオーバー調整と共に 1000 の調整が 2021 年のロールオーバー調整に転送されます。