INFOR.WRITE.VALUE

この関数は、選択されたセルに値を書き込みます。また、直後にそのセルの値を取得します。デフォルトでは、 セルプロパティが使用されます。

INFOR.WRITE.VALUE では、次の機能がサポートされています。

  • 書き戻し

    指定のベースセルに値を書き戻すことができます。

  • 案分

    ターゲットセルが集計されると、値はデフォルトの書き戻しコマンドによって案分されます。これは加重分布または均等分布で割り当てられます。

  • 値の代わりに書き戻しコマンドを指定します (#E2000 など)。
注: 

INFOR.WRITE.VALUE は単一のセルに書き込みます。DefaultMember 以外の複数選択や MDX 式はサポートされていません。

構文

この関数の構文は次のとおりです。

=INFOR.WRITE.VALUE("value", "data_connection", "cube" {, "cell_property", "cell_coordinate", ... })

次の表にパラメーターとその説明を示します。

パラメーター 説明
value 任意のデータ型またはセル参照の入力を表します。値または書き戻しコマンドの文字列を指定できます (#W4000 または &E200 など)。
data_connection データベースの一意の名前を表します。文字列またはセル参照です。
cube キューブの一意の名前を表します。文字列またはセル参照です。
cell_property セルプロパティの一意の名前を表します。デフォルト値は value です。文字列またはセル参照です。
cell_coordinate エレメントの一意の名前を意味します。長い形式で指定する必要があります。任意の文字列またはセル参照で Excel のセルの制限が 252 文字までです。

戻り値

この関数は単一の値を返します。