フェージング方法構成

財務データにホリデーシーズンの売上高急増などの予測可能な定期の変動が見られる場合は、こうした差異を反映するフェージング方法を作成できます。フェージング方法は、計画者が計画ステップにデータを入力する際に使用できます。

フェージング方法の例を以下に 3 つ紹介します。

方法名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
均等 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
四半期末 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 1
ホリデー 1 1 1 2 1 1 1 2 1 1 1 2

計画者がある年度の値を 1200 と入力し、均等の方法を選択した場合は、その年度の各月に 100 が割り当てられます。計画者が四半期末の方法を選択した場合は、各四半期の最後に 300 が割り当てられます。

ホリデーの方法では、係数の合計は 15 です。係数 1 の月には、値の 15 分の 1 が割り当てられます。係数 2 の月には、値の 15 分の 2 が割り当てられます。したがって、計画者がホリデーを選択した場合は、値 1200 は次のように割り当てられます。

方法名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
ホリデー 80 80 80 160 80 80 80 160 80 80 80 160
  1. [ホーム] アイコンをクリックします。
  2. [ビジネス構成] > [全般設定] > [フェージング方法構成] を選択します。
  3. [新規追加] をクリックします。
  4. 方法名を入力して [OK] をクリックします。
  5. 月の係数をすべて入力して [Enter] キーを押します。
作成したフェージング方法は、ユーザーが計画ステップでデータを入力する際に [値のフェージング] オプションを選択すると使用できます。また、ユーザーが独自にフェージング方法を作成することもできます。