ROC

ROC は OLAP キューブからセル値を取得します。ROC では値を書き戻すことはできません。RWA は ROC の書き込み可能なバージョンです。

CELLGET も参照してください。CELLGET は ROC と似ていますが、動的に変化するため、レポートをデザインするときにより柔軟性があります。[OLAP 数式を編集] ウィザードを使用する場合、ウィザードで [OK] をクリックすると、オプションを選択せずに CELLGET 式が作成されます。

構文

=ROC("data_connection","cube","slice_element {,"slice_element}")

選択したキューブ内のすべての次元に対する値を指定する必要があります。これらの次元の順序も重要です。そのため、ROC と RWC の作成および編集には、[OLAP 数式を編集] ウィザードを使用することをお勧めします。

=ROC("BestPractices OLAP","SALES","[CURRTYPE].[LC]","[INTERCO].[TotalPartner]",
"[LEVEL].[IFRS]","[PRODUCT].[All Tires]","[PROFIT].[Sales Volume]","[TIME].[YTD]","[UNIT].[G0000]",
"[VERSION].[Actual]")
	 
注: 

セル値の数式で書き戻しを有効にするには、ROC を RWC に変更するか、[OLAP 数式を編集] ダイアログで [属性の書き戻しを許可] を選択します。

multiselect (複数選択)

ROC は multiselect (複数選択) に対応しています。ROC 式内の任意のエレメントを有効な multiselect XML (MLS-XML) への参照に置き換えることができます。これらの参照は、MLS-XML を含むセルまたは変数の参照とすることができます。

次の例では、PRODUCT 次元のエレメントを、MLS-XML を含んでいるレポート変数の参照に置き換えています。
=ROC("BestPractices OLAP","ANALYSIS","[CHANNEL].[All Channels]","[MEASURE].[Gross Margin]",
"[POS].[All Pos]",ReportVariables.rv_multi.Text,"[Period].[All Years]","[REGION].[All Regions]",
"[VALTYPE].[Variance]")