レポートブック

レポートブックを使用すると、複数のレポートを一括して印刷またはエクスポートできます。レポートは複数のフォルダーから選択できます。レポートブックには、印刷するレポート、使用設定、およびレイアウトを指定できる、4 つのタブがあります。これらは、[全般]、[レポート]、[ページレイアウト]、および [ヘッダーとフッター] タブです。

レポートブックの定義は、[ビュー] モードのメインレポートペインに表示されます。レポートブックへの変更を保存するには、標準ツールバーで [保存] をクリックします。

注: 

ブックフォルダー間ではレポートブックをドラッグアンドドロップできます。

全般タブ

[全般] タブで、レポートブックに名前を付け、個々のレポートのレイアウトを保持するか、グローバルレポートのレイアウトを使用するかを指定します。

レポートタブ

[レポート] タブには、[レポートリスト] と [レポートパラメーター] の 2 つのセクションがあります。[レポートリスト] セクションでは、レポートブックに含めるレポートとレポートの印刷順序を指定します。

コンボボックスなどのリストオブジェクトを含むレポートの場合、リストから異なるエレメントを選択することにより、異なるビューでデータを表示できます。すべてのビューを印刷することができます。また、現在のビューのみを印刷することもできます。[レポートパラメーター] セクションで、各レポートオブジェクトからどのエレメントを選択するかを指定します。デフォルトでは、「自動」が選択されます。この値を選択すると、現在選択されているエレメントのみのレポートが印刷されます。
注: 

印刷するビューは慎重に選択してください。印刷するレポートの数をかなり多く選択してしまうことがあります。たとえば、ただ 2 つのコンボボックスにそれぞれ 4 年間と 4 製品のデータが含まれるレポートでも、エレメントの組み合せは 16 通りあり、16 種類のレポートビューが印刷されることになります。

[レポート] タブのツールバーにある上下移動ボタンを使用すると、印刷するレポートの順序を指定できます。また、1 つのレポートを別のレポートよりインデント (字下げ) できる、左右移動ボタンもあります。この方法は、レポート間で親子関係を成す場合に使用できます。たとえば、レポートブックにサマリレポートの複数のビューと詳細レポートの複数のビューが含まれるとします。デフォルトでは、1 つのレポートのすべてのビューが印刷またはエクスポートされた後に、残りのレポートのすべてのビューが処理されます。しかし、個々のサマリビューを処理した後に同じレポートの詳細ビューを処理する場合がよくあります。これを行うには、[右移動] ボタンをクリックし、[レポートリスト] セクションで詳細レポートにインデントを設定します。
注: 

この方法で作成された子レポートは、親レポートのパラメーター設定を継承しません。たとえば、親レポートと子レポートに同じ名前のリストオブジェクトがある場合に、親レポート側でエレメントの選択を変更しても、子レポートのエレメント選択は変更されません。親から子にパラメーターを渡すには、入力変数と出力変数を使用します。

ページ設定タブ

[ページ設定] タブには、レポートのサイズ、方向、余白を指定するオプションがあります。

ヘッダーとフッタータブ

[ヘッダーとフッター] タブのオプションを使用して、各レポートに印刷されるヘッダーとフッターを適用し、既存のヘッダーとフッターを上書きできます。また、印刷したレポートにグローバルページ番号を追加することもできます。