レポートパラメーターの例

次の例は Sample アプリケーションに基づいています。Sample アプリケーションでは、2 つのコンボボックスのあるレポートを使用して別のレポートのコンテンツを制御します。両方のレポートでは、レポート変数とレポートパラメーターが使用されます。2 つのレポートに共通するのは、ルックアップとして分析キューブの [期間] 階層と [地域] 階層を使用することです。

  1. [フィルター] という名前のレポートを作成します。
  2. 2 つのコンボボックスを追加してから、分析キューブの [期間] 次元と [地域] 次元にそれらをリンクします。
  3. [rv_date] と [rv_region] という名前でレポート変数を作成します。
  4. デザインモードで、[期間] コンボボックスをダブルクリックして、[リストビューの設定] ダイアログボックスを表示します。
  5. 入力変数と出力変数の値として rv_date を指定します。
  6. [地域] コンボボックスの [リストビューの設定] ダイアログボックスを開き、入力および出力変数の値として rv_region を指定します。
  7. レポートを保存します。
  8. デザインモードで、レポートカタログのフィルターレポートを右クリックし、[レポートパラメーター] を選択します。
  9. [レポートパラメーターを追加] をクリックし、レポートパラメーターのリストから [rv_date] を選択します。
  10. [タイプ] 列で、[エレメント] を選択します。
  11. [ルックアップ] 列で、分析キューブの期間階層を選択します。
  12. rv_region を使用して、2 つ目のレポートパラメーターを追加します。[タイプ] として [エレメント] を、[ルックアップ] として [地域] 階層を選択します。
  13. [数式] と呼ばれるレポートを作成します。
  14. [rv_period] と [rv_location] という名前でレポート変数を作成します。
  15. 数式レポートのセルで、分析キューブに次の ROC 数式を作成します。
    =ROC("BestPracticesOLAP","ANALYSIS","[CHANNEL].[All Channels]","[MEASURE].[Gross Margin]",
    "[POS].[All Pos]","[PRODUCT].[All Tires]",ReportVariables.rv_period.Text,ReportVariables.rv_location.Text,
    "[VALTYPE].[Variance]")
    注: 

    レポートに #NA! と表示されます。2 つのレポート変数が設定されていないためです。

  16. デザインモードで、レポートカタログの数式レポートを右クリックし、[レポートパラメーター] を選択します。
  17. rv_periodrv_location レポート変数からレポートパラメーターを作成します。[タイプ] として [エレメント] を、[ルックアップ] として [期間] 階層と [地域] 階層を選択します。
  18. フィルターレポートと数式レポートをダッシュボードにドラッグします。
[ウィジェット通信] ダイアログボックスでは、2 つのパラメーター接続が作成されます。1 つめのパラメーター接続は、rv_date, rv_period という名前です。これには、フィルターレポートの rv_date パラメーターと、数式レポートの rv_period パラメーターが含まれます。2 つめのパラメーター接続は、rv_region, rv_location という名前です。これには、フィルターレポートの rv_region パラメーターと、数式レポートの rv_location パラメーターが含まれます。

Formulas レポートに表示される値は、Filter レポートで選択される日付と地域によって変わります。