3D 表示ダイアログ

[3D 表示] ダイアログは、すべての 3 次元グラフとグラフサブタイプで利用できます。一般に、3D グラフは 2 次元グラフよりも見た目の印象が良くなりますが、精度は劣ります。3D グラフのデフォルト値への調整により、この矛盾は大きくなる傾向があります。

[3D 表示] ダイアログを表示するには、次の手順を実行します。

  1. デザインモードで、グラフをダブルクリックします。ハッシュされた外枠が表示されます。
  2. 右クリックして、[3D 表示] を選択します。
3D グラフの以下のパラメーターを指定できます。
仰角
仰角はグラフを上から見るか、下から見るかを指定します。[仰角] フィールドで値を指定するか、上下の矢印をクリックします。グラフを上から見たように表示するには、0~90 の値を指定します。グラフを下から見たように表示するには、0~-90 の値を指定します。デフォルト値は 15 度です。
回転
グラフを 360 度回転させることができます。さまざまな角度の回転により、グラフの X 軸が次第に遠ざかる効果が生まれます。デフォルト値は 20 度です。[回転] フィールドで値を指定するか、左右の回転矢印をクリックします。
パースペクティブ
[パースペクティブ] オプションにより X 軸と Y 軸で形成される角度を調整し、たとえば、縦棒グラフの列の角度を調整します。これにより、奥行があるように見える効果が大きくなります。たとえば、上から見たかのように表示される縦棒グラフでは、列は下よりも上の方が広く見えます。
高さ
このパラメーターでグラフの高さをグラフのフロアの幅のパーセンテージとして指定します。デフォルトでは、高さパラメーターの値は 100% です。つまり、グラフの高さは幅と等しくなります。高さを増減させると、グラフを伸長させたり、圧縮したりする効果があります。たとえば、非常に高い値または低い値の縦棒グラフでは、高さの増減により、それらの値の強調が誇張される効果があります。
直角の軸
デフォルトでは、3D グラフの X 軸と Y 軸の間およびフロアとウォールの間の角度は 3 次元効果を高めるように調整されています。ただし、[直角の軸] オプションを選択すると、グラフの回転または仰角に関わらず、角度は 90 度のままです。[パースペクティブ] オプションは削除されます。グラフの 3 次元表示は弱まります。
自動スケーリング
このオプションを [直角の軸] と共に選択すると、高さパラメーターが無効になります。グラフの最適なスケーリングが使用されます。