#COPY 書き戻し方式の WBC の使用例
計画アプリケーションで共通する要件は、キューブの特定の範囲から別の範囲にデータをコピーすることです。典型的な例が、実績数値をある会計年度から翌年度の予測にコピーする場合です。
次の例は、Samples アプリケーションの Analysis キューブに基づいています。
この例では、2017 の予算値を 2016 年の実績値で上書きします。実績数値と予算数値は ROC 式と RWC 式によってそれぞれ取得されます。RWC 式により、予算値が書き戻されます。
ROC 式と RWC 式の引数はセル参照です。参照されるセルは、エレメントの一意の名前を持ちます。期間と値タイプを含むセルを除き、両方の数式が同じセルを参照します。
実績値を予算にコピーするには、[パラメーターを設定] アクションを実行します。このアクションは、#COPY 書き戻し方式を引数として持つ WBC 式を参照します。
#COPY は、ルールによって計算される値をコピーできません。この例で、Gross Margin などではなく Measures 次元のユニットエレメントを参照しているのはそのためです。