FORMATSTRING

セルの数値書式としてチルダ (~) 文字を指定すると、そのセルがデータベースで指定された書式に従って自動的に書式設定されます。ただし、値が計算によって変更されている場合、数値書式設定は失われます。

たとえば、CELLGET 式で返される値を 10、100、1000 などで拡張するオプションを提供する場合、必要な計算によってデータベースの数値書式を適用することができなくなります。

FORMATSTRING はデータソースの数値書式を読み取り、計算によって変更された値に適用します。FORMATSTRING には 2 つのパラメーターがあります。書式設定される値と、書式のソースです。

構文

=FORMATSTRING("value","format_string_source")

書式のソースは、セル参照、または書式を含む値を返す関数のいずれかです。

この例では、CELLGET が返す値を変数の値で除算しています。この計算により、データベースで指定された数値書式が適用されなくなります。

=CELLGET( "BestPracticesOLAP", "Analysis", "[Period].[All Years]",
"[Product].[All Tires]")/reportvariables.rv_scaling.text

次の例では、同じ CELGET 式が書式設定される値として使用されます。CELLGET は /ReportVariables.rv_scaling.Text 計算なしで、書式のソースとして再利用されます。

=FORMATSTRING(CELLGET("BestPracticesOLAP", "Analysis", "[Period].[All Years]","[Product].[All Tires]")/ReportVariables.rv_scaling.Text,
CELLGET( "BestPracticesOLAP", "Analysis", "[Period].[All Years]","[Product].[All Tires]"))