INSERTSLICEAXISVALUESORT
この関数は、値別ソートの追加によって、既存のスライス軸を変更します。スライスにソートを適用するには、スライス定義の作成時に変更した軸を使用します。
次の関数は似た目的で使用されます。
- ADDSLICEAXISVALUESORT
- INSERTSLICEAXISVALUESORT
これらの 2 つの関数の違いは、スライスの MDX 定義にソート基準を追加する順序にあります。基準を追加する順序によって、その基準が適用される順序が決定されるため、スライスのソート方法に影響します。
ADDSLICEAXISVALUESORT は、基準リストの末尾にソートを追加します。INSERTSLICEAXISVALUESORT は、基準リストの先頭にソートを追加します。
構文
=ADDSLICEAXISVALUESORT(axis,"tuple",break_hierarchy,"order"[,"ranking"][,ranking_count])
この関数は #{Axis}
を返します。
ranking
オプションおよび ranking_count
パラメーターを使用して、たとえば上位 5 つの値を返します。
次のランキングが有効です。
- なし
- TopCount
- BottomCount
- TopPercent
- BottomPercent
- TopSum
- BottomSum
例
この例において、セル F22 は CREATESLICEAXIS 関数の結果を保持しています。
この関数は、値を期間の降順でソートします。True は階層が分断していることを指定します。
=ADDSLICEAXISVALUESORT(F22,"[Period].[All
Years]",True,"Desc")