データ範囲でのエレメントの使用

データ範囲の階層およびエレメントを、自動的に、または手動でリストできます。自動的にリストするには、[割付] をクリックします。それぞれの階層が、レポートで現在使用されているエレメントと合わせてリストされます。エレメントがレポートオブジェクト内 (コンボボックスなど) にある場合、レポートオブジェクトの名前が表示されます。別のエレメントを選択するには、[選択] 列をクリックします。1 つまたは複数のエレメントを選択できます。複数のエレメントを選択する場合、[集計関数] リストから関数を選択する必要があります。

[割付] をクリックしても、選択したエレメントに変更を加えなかった場合、効果はデータ範囲を定義しない場合と同じです。

リストを手動で割り付けるには、[階層] 列の [<階層を選択>] をクリックし、リストから階層を選択します。

集計関数

次の表に、集計関数を示します。
関数 説明
Any いずれかの値が指定の条件を満たすかチェックします。
注: 

Any 集計関数は、OLAP 別名の [データ範囲] にあるリストだけで使用できます。

Minimum フィルターを通過できる最小値を持つエレメントです。
Maximum フィルターを通過できる最大値を持つエレメントです。
Sum 選択したエレメントの値の合計です。
Average 選択したエレメントの平均を計算します。
データ範囲の 1 つの階層から 2 つ以上のエレメントを選択する場合、[集計関数] リストから集計関数を選択する必要があります。

例: Any と Sum

このレポートからゼロ値を除外するために、次のフィルターを作成できます。

  • フィルター: 値
  • 条件: 等しくない
  • 値: 0
  • 集計関数: Any
次の表に、フィルターの効果を示します。
CA CB CC
RA 0 0 0
RB 1 0 5
RC 2 -2 0

行 RA には値がなく、これはゼロに等しくないため、この行は除外されます。

行 RB と RC には、ゼロに等しくない値があるため、これらの行は保持されます。

仮に集計関数として Sum を使用した場合、行 RC は合計がゼロに等しくなるため、この行も除外されます。