[Application Engine プロセス] アクション

Application Engine Process Editor で作成およびパブリッシュされたプロセスを実行します。

たとえば、OLAP キューブの特定の範囲を別のキューブにコピーする、といった目的でプロセスを設計することが考えられます。あるいは 2 つの値に対して数学関数を実行することが考えられます。パブリッシュされているすべてのプロセスは、[名前入力] アクションで利用できます。プロセスには、アクションの入力となるパラメーターがあります。各パラメーターの値を指定します。

Application Engine アクションを以下のオブジェクトに対して指定できます。

  • セル
  • ボタン
  • リストビュー
  • レポート

Application Engine プロセスは複雑で、実行に数分かかる場合があります。[実行モード] の入力で、プロセスの実行を同期または非同期のどちらで行うかを指定できます。非同期モードでは、プロセスが終了するのを待たずに Application Studio での作業を続行できます。したがって、ユーザーがプロセスの進捗を確認するか、または完了を待つ必要がない場合は、長時間継続するプロセスに非同期モードを使用します。

非同期モードで、プロセスの ID はすぐにレポートに戻されます。この ID はレポート変数に保存できます。たとえば、変数をパラメーターとして指定し、その値として [=Actions.Results.Text] を指定します。

ID は、Application Engine 関数の AsyncGetProcessStatusAsyncGetProcessResult で使用でき、非同期プロセスのステータスと結果についてレポートできます。

次の入力およびオプションは、アクションの実行モードが「同期」の場合にのみ利用できます。

  • 進行状況を表示
  • 進行状況メッセージレベル
  • 進行状況ダイアログタイトル
  • 進行状況ダイアログタイムスタンプ

プロセスの実行中に進行状況ダイアログボックスが表示するよう指定できます。また、ダイアログボックスが、エラー、警告、または情報イベントがある場合のみ表示されるように指定できます。プロセスをデバッグしやすくするには、すべてのメッセージを表示します。

進行状況ダイアログボックスを表示するには、[進行状況を表示] オプションの値として [常時] を選択し、[進行状況メッセージレベル] の入力のレベルを選択します。これを行わない場合、ダイアログボックスはエラーが発生したときにのみ表示されます。

レベルとして「デバッグ」を選択すると、プロセスの進行状況とすべてのメッセージが表示されます。その他のレベルでは、指定されたレベルのイベントが発生しない限り、進行状況のみがダイアログボックスに表示されます。

[進行状況を表示] と [進行状況メッセージレベル] の値を、数式で指定することができます。これにより、[アクションを編集] ダイアログボックスの外部でこれらの値を制御できるようになります。

[進行状況を表示] に対しては、数式の結果は次のいずれかの値を持つ必要があります。

  • エラーのみ
  • 常時

[進行状況メッセージレベル] に対しては、数式の結果は次のいずれかになる必要があります。

  • エラー
  • 警告
  • 情報
  • デバッグ
注: 

[進行状況メッセージレベル ] のプロセスアクションの結果は、大文字と小文字が区別され、デフォルトでエラーが無視されます。数式に誤りが含まれる場合は、「エラー」のレベルが自動的に適用されます。

進行状況ダイアログボックスのタイトルを変更するには、[進行状況ダイアログタイトル] の値として、ユーザー定義文字列または数式を指定します。

必要に応じて、[進行状況ダイアログタイムスタンプ] を選択して、各イベントの時刻を表示します。
注: 

以下のアクションモードにおいて、進行状況ダイアログボックスは Application Studio クライアントでのみ表示されます。

  • セルを編集
  • 選択を変更
  • レポートをロード