MULTISELECTREMOVE

この関数は multiselect XML (MLS-XML) 定義からエレメントを削除します。

MULTISELECTREMOVE は通常、[パラメーターを設定] アクションのパラメーターとして使用されます。

構文

この関数には有効な MLS-XML 定義と、定義から削除するエレメントごとにそのタイプと一意の名前を指定する引数ペアを指定する必要があります。

注: 

現在のところ、サポートされているエレメントタイプは [Member] のみです。

この関数の構文は次のとおりです。

=MULTISELECTREMOVE("XML_multiselect","structure_selection_type","element_uniquename" {,"structure_selection_type","element_uniquename"}

「エレメントの一意の名前」引数には、一意の名前を含むセル参照または変数の参照を指定できます。
注: 

MULTISELECTREMOVE ではエレメントの一意の名前は検証されません。有効な一意の名前を指定する必要があります。

セル C6 には次の multiselect xml が含まれています。
<?xml version="1.0" encoding="utf-16"?>
<MultiSelect xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
  <Hierarchy>[product]</Hierarchy>
  <AggregationFunction>Sum</AggregationFunction>
  <StructureSelection>
    <Member>
      <MemberUName>[product].[all tires].[car tires all season]</MemberUName>
    </Member>
    <Member>
      <MemberUName>[product].[all tires].[car tires summer]</MemberUName>
    </Member>
    <Member>
      <MemberUName>[product].[all tires].[car tires winter]</MemberUName>
    </Member>
  </StructureSelection>
</MultiSelect

次の例は、Car Tires Summer エレメントが削除されている点を除いてこれと同じ xml を作成します。

=MULTISELECTREMOVE(C6,"member","[product].[all tires].[car tires summer]")
注: 

MULTISELECTREMOVE 関数をセル内に指定すると、そのセルは </MultiSelect> と表示されます。セルの高さを拡大すれば、MLS-XML 定義の全体を表示できます。