Microsoft Excel と Microsoft Word での Office Integration の有効化

Office Integration は、Microsoft Office の作業ウィンドウ内に表示される Web アプリケーションです。クライアントは Microsoft Office です。

Office Integration を Microsoft Excel および Microsoft Word で実行するには、次の前提条件があります。

  • Microsoft Office 365/Microsoft 365 App (Windows または macOS) と必要なコンポーネントが使用可能である。

    詳細については Infor Support ポータルナレッジベース項目 2064499 を参照してください。

  • 実行中ファームの一部として Office Integration サービス とともに Infor d/EPM Platform がインストールされ、実行中およびアクセス可能である。
  • Office Integration を実行するクライアントコンピューターには、Office.js API ライブラリで外部サイトにアクセスするインターネット接続が必要である。
  • Excel と Word で使用される WebView 用ブラウザーで DOM ストレージが有効化されている。
  • データ取得に https が必要である。
  • OLAP および Microsoft Analysis Services がデータソースとしてサポートされている。
  • クライアントアクセスには ION API ゲートウェイが使用され、ポート 443 で実行されている。

Microsoft Exce および Microsoft Wordl に Office Integration アドインを挿入するにはマニフェストファイルが必要です。マニフェストファイルは、Microsoft Excel および Microsoft Word が対応するアドイン Web アプリケーションを検索するための情報を含む XML ファイルです。Office Integration では、ダウンロードされたプロファイルはマニフェストファイルです。

  1. マニフェストファイルは、次のいずれかの方法で展開できます。
    オプション 説明
    手動展開 このオプションは、オンプレミス環境で使用します。Windows では、ダウンロードしたマニフェストファイルをコピーする共有フォルダーを使用します。Mac を使用する場合は、ダウンロードされたマニフェストファイルを次の場所に保存します。
    • Word: /Users/<username>/Library/Containers/com.microsoft.Word/Data/Documents/wef
    • Excel: /Users/<username>/Library/Containers/com.microsoft.Excel/Data/Documents/wef
    その後、Microsoft Excel または Microsoft Word に手動でマニフェストを追加します。
    注: 

    アドインのインストールエラーを回避するには、別の環境に切り替える前にキャッシュをクリアする必要があります。

    一元展開 この展開タイプを推奨します。Office 365 の管理者は、マニフェストを一元的に展開します。管理者はマニフェストをダウンロードします。次に、Office 365 管理センターで、マニフェストファイルの参照、および組織内のユーザーまたはユーザーグループに展開します。一元展開が完了すると、Microsoft Excel とMicrosoft Word で Office Integration が指定されたユーザーに対して使用できるようになります。
    マルチテナント展開 マルチテナント環境では、接続するテナントを定義する必要があります。
  2. Microsoft Excel および Microsoft Word の [ホーム] タブで [作業ウィンドウの表示] をクリックします。
    作業ウィンドウをロードする時間は、Office Integration サービス が実行される場所によって異なります。ロードに時間がかかる場合があります。
  3. Office Integration をマルチテナント環境で展開する場合は、接続するテナント名を指定します。
    指定したテナント名は保存され、サインアウトするまで使用されます。Office Integration からのサインアウト後には、サインインするときにテナント名を再度指定する必要があります。リストからテナントを選択するか、新しいテナント名を指定します。以前に使用したテナント名を最大 10 個まで選択できます。
  4. ファームと同じコンピューターで Office Integration を実行するには、ループバック例外を有効にします。

    詳細については Infor Support ポータルナレッジベース項目 2111352 を参照してください。