業績概要レポート

Workforce Planning では、直接労務計画と、直接労働のパフォーマンスを計算するための分析ツールが提供されます。

概要

[概要] タブには、効率、稼働率、傾向、消費時間の配分に関する概要が表示されます。詳細情報が個別のタブに表示されます。ウィジェット内をクリックするか、対応するタブをクリックして、詳細情報にアクセスできます。

次のエレメントは [概要] タブに表示されます。

  • 稼働率

    稼働率の加重算術平均のパーセント値を表示します。

  • 効率

    効率の加重算術平均のパーセント値を表示します。

  • 効率と稼働率

    選択した期間における効率と稼動率の傾向をパーセントで表示します。

  • 損失

    ダウンタイムやスピード減速のような損失とその要因を表すドーナツグラフを表示します。

  • 消費時間の内訳

    [消費時間] 勘定に定義されているカテゴリとサブカテゴリで経過した時間とその配分を表示します。その他の横棒グラフは、[スケジュール時間] 勘定科目と計算された非効率を比較します。

詳細時間

この表には、従業員時間合計に寄与する各種勘定科目の値が表示されます。デフォルトで、この表では時間が絶対値で表示されます。値はパーセントとしても表示できます。各勘定科目の値は、[支払時間合計] 勘定科目に対するパーセントとして計算されます。異なる勘定科目の構造は Designer で定義し、新しい子エレメントを追加するなどの修正が可能です。さらに詳細な従業員時間の追跡が必要な場合は、管理者が Designer で新しいサブ勘定科目を作成できます。たとえば、会議、トレーニング、材料関連のサブ勘定や作業関係のダウンタイムなど、非生産時間のサブ勘定科目です。連結勘定科目の値が正しく計算されるように、管理者は新しいサブ勘定科目に対して正しい加重が定義されていることを確認する必要があります。

次の数式を使用して、連結された時間の勘定科目を計算します。

Reduced Speed = Inefficiency (C) - Downtime
Inefficiency = Productive Time (C) - Scheduled Hours
Productive Time = Total Productive Time (C) - Claimed Hours
Total Productive Time = Total Paid Hours (C) - Non-Productive Time - Paid Leave
Total Paid Hours = Reported Hours (C) + Paid Leave
Reported Hours = Standard Time + Overtime + Non-Productive Time

業績

この表には、[生産時間] および [支払時間合計] などの勘定科目と、効率と稼働率の計算されたパーセント値が表示されます。選択した列の値を昇順または降順でソートできます。[階層を中断] オプションを使用すると、ベースエレメントと連結エレメントの両方を含む階層をソートすることができます。階層を中断すると、階層内でのエレメントの位置は無視され、それらの値のみがソートで使用されます。ベースエレメントでは基本値がソートされます。連結エレメントでは集合値がソートされます。[階層を中断] オプションは、業績概要レポート内の各テーブルで使用できます。

効率の加重算術平均は、次の数式を使用して計算されます。
Efficiency = Scheduled hours / Productive time
稼働率の加重算術平均は、次の数式を使用して計算されます。
Utilization = (Scheduled hours + Confirmed claimed hours) / Total paid hours

損失

この表には、損失に寄与する係数が一覧表示されます。選択されているコンテキストにおいて非効率の原因となる係数の絶対値またはパーセント値が表示されます。デフォルトではトップレベル勘定科目のみが表示されます。サブカテゴリを表示するには、列ヘッダーをクリックして [展開] を選択します。選択されているオプションがパーセントの場合、展開されるサブカテゴリの値は親カテゴリでの影響を示します。列を折りたたむには、トップレベル勘定科目の列見出しをクリックして [折りたたみ] を選択します。

デモデータでは、損失の原因となる 2 つの主な要因が定義されています: ダウンタイム、スピード減速。管理者は Designer で損失の要因となる追加の係数を指定できます。

「スピード減速」は次の数式を使って計算される連結勘定科目です。

Reduced Speed = Inefficiency - Downtime

時間比較

次の表に、選択したコンテキストの稼働率と効率の加重演算平均を示します。デフォルトで、選択した期間の効率データが表示されます。コンテキストメニューで選択した各期間について計算された効率を示します。

稼働率データを表示するには [合計稼働率] 列ヘッダーをクリックして [展開] を選択します。