データセルに対する操作

値の置換は書き戻しと似ていますが、さまざまなルールに基づいてレポート内に値をどのように配分するかを決定できます。

1. データセル内の値を置き換えるには、書き戻しが有効になっていることを確認してから、データセルを右クリックし、[値を置換] を選択します。
2. 次の方式のいずれかを選択します。
   • [加重分布]: 値を加重に応じて基本セルへ分布します。

     既存の値の上書き、既存の値への絶対値の加算、または既存の値へのパーセンテージによる加算のいずれかを選択できます。選択した方式で使用されるフィールドが有効になります。

   • [均等分布]: ターゲットセルの値を置き換え、値をベースセルへ均等に分布します。

     既存の値の上書き、既存の値への絶対値の加算、または既存の値へのパーセンテージによる加算のいずれかを選択できます。選択した方式で使用されるフィールドが有効になります。

     注: 

     [荷重] 分布と [均等] 分布でパーセントフィールドまたは絶対値フィールドを加える場合、値を入力し、[ENTER] キーを押します。[新しい値] フィールドには、計算された新しい値が表示されます。

   • [各リーフ]: 値を各ベースセルへ割り当てます。

     各ベースセルに分布する値を [新しい値] フィールドに入力します。

   • [コピー/完全にコピー]: COPY 方式は、ベースセルをソースセルからターゲットセルにコピーします。

     COPYFULL 方式は、計算されたルールもコピーします。

     ソース範囲を指定します。

   • [LIKE/完全に LIKE]: LIKE 方式は、ソースセルに指定されたものと同じ加重で新しい値をターゲットセルに案分します。

     既存の値の上書き、既存の値への絶対値の加算、または既存の値へのパーセンテージによる加算を実行できます。選択した方式で使用されるフィールドが有効になります。

     完全類似方式は、計算された値もコピーします。

     注: 

     パーセントフィールドまたは絶対値フィールドを加える場合、値を入力し、[ENTER] キーを押します。[新しい値] フィールドには、計算された新しい値が表示されます。次に、ソース範囲を指定します。

   • [削除]: ターゲットセルのすべての値を削除します。
   • [ソース]: ここでは、ターゲットセルの値の変更に使用するソースセルを指定します。
     注: 

     このセクションは、次の方式を使用する場合にのみ有効です。[コピー]、[完全にコピー]、[類似]、または [完全類似] です。

   • [ターゲット]: ここでは、ターゲットセル ([案分] ダイアログボックスを開いたセル) の座標が表示されます。値を変更する操作は、このセルに適用されます。変更後の値は、選択したモードに従ってベースエレメントに配分されます。

セル情報を表示すると、特定のセルに関する追加情報を表示できます。たとえばセル座標、または使用可能な場合、どのルールを使用してセルの値が計算されたかなどです。

データセルをクリックし、[セル情報の表示] をクリックして次の情報を表示します。

• [座標]: キューブの座標、たとえばキューブ次元のさまざまなエレメントなどです。
• [ルール情報]: セルに計算がある場合にのみ表示されます。次の情報を提供します。
  • ルールテキスト: ターゲット範囲と計算の完全なルールを表示します。
  • ルールの説明: ルールの名前を表示します。
  • 有効性の範囲: 計算のレベルを表示します。たとえば、計算が基準レベルで行われることを意味する [基準のみ] です。
• [ルール参照]: セルに計算がある場合にのみ表示されます。キューブで使用される参照、たとえば計算用数式の座標などを表示します。
• [セル]: セルに関する特定の情報を提供します。
• [連結エレメントのベースエレメント数]: 子を持つ連結エレメントの数を表示します。
• [連結エレメントの階層]: 横にエレメントの一意の名前と次元名が表示されます。
• [ベースセル数]: セルに割り当てられたベースセルの数を表示します。

[セル情報] ウィンドウで詳細情報を展開または縮小するには、[行] > [すべてを拡張/縮小] を選択します。また、上下の矢印をクリックして、個々のセル情報を手動で展開または縮小することもできます。