グループプロセス

連結の範囲は、親エンティティによって作成された連結財務諸表に含まれるエンティティのグループです。

グループの財務諸表は、親およびその子会社の資産、債務、資本、収益、費用、およびキャッシュフローがひとつの経済主体の財務諸表として示されている計算書です。連結された財務諸表には、これらのエンティティでの持分や、親が得た投資収益は含まれません。財政状態表の連結計算書にある個々の資産および負債と個々の利益と費用は、包括利益の連結計算書で認識されます。その結果として、親エンティティとその子会社が連結の範囲に含まれます。

持分法評価に従って、合弁事業が連結財務諸表に含まれることがあるため、それらは連結されたグループにも含まれることがあります。

この概要では、グループ計算書を準備する方法について説明します。

  1. 必須データと共にグループパラメーターを設定します。
  2. グループ通貨が前期間から変更されている場合、すべての過去データの計算で使用されたレートを調整します。
  3. エンティティ所有の構造を定義します。所有の構造は、所有者エンティティと被所有エンティティの関係を表します。
  4. 残高の合計機能で、グループに起因するエンティティからグループのコンテキストにデータを転送し、グループの実質所有率を計算します。この計算は、連結プロセスで考慮されます。
  5. 連結プロセスを実行して仕訳を作成します。仕訳は手動で転記することもできます。
  6. グループの財務データに問題がなければ、グループのキャッシュフロー計算書を準備します。