通貨換算差異

外国為替のエンティティごとに、通貨換算差異が計算されます。この差異は、勘定科目によって異なる通貨レートタイプが使用されていることで生じています。

通貨換算差異の計算は、決算レートに基づいています。貸借対照表は、基礎となるレートは YTD 決算レートであるという前提で作成されます。ただし、個々の勘定科目では、YTD 平均レートまたは取引時レートなど、さまざまなレートをうまく提示することが求められます。それぞれ計算された実際のグループ値と、YTD 決算レートで計算されたグループ通貨値が比較されます。差異がある場合、勘定科目ごとに為替換算調整が計算されます。すべての為替換算調整の合計は、指定された換算差異勘定科目で認識されます。

各勘定科目の値の詳細レポートを表示するには、[レポート] > [エンティティレポート] を選択し、次のいずれかのオプションを選択します。

  • [エンティティ通貨分析資産]
  • [エンティティ通貨分析負債]
  • [エンティティ通貨分析損益計算書]

Financial Consolidation では、2 つの勘定科目を使用して、換算の差異を表示します。1 つの勘定科目で損益計算書から生じる差異を示します。その他の勘定科目では、貸借対照表から生じる差異を示します。これら 2 つの勘定科目は共に特定の期間の通貨換算差異合計を示します。

通貨差異を表示する前に、Business Modeling でこれらの 2 つの勘定科目を構成する必要があります。