セグメントの連結

セグメントとは、たとえば事業部、プロフィットセンター、地域、生産ラインなどです。

費用と収益の連結の一部としてセグメントを連結する場合、セグメント内の消去とセグメント間の消去は区別されます。

セグメントとセグメント間が同じ場合、セグメント内消去が実行されます。

セグメントとセグメント間が異なる場合、セグメント間仕訳が実行されます。

セグメントおよびセグメント間は、セグメント - セグメント間の関係内で同じになります。エンティティとグループ会社は、エンティティ - グループ会社間の関係内で異なっている必要があります。

DSTAGE 次元の構造により、セグメント内への仕訳入力は個別の連結セグメントにのみ影響を与えます。

次の表は、セグメントとセグメント間が異なるときに収益勘定と直接材料費の相対勘定にどのように値が記録されるのか、その例を示しています。

エンティティグループ会社セグメント 1セグメント間 1勘定科目
収益直接材料費
Genesis CarsGenesis Germany自動車貿易2,125.00-12,500.00
Genesis GermanyGenesis Cars貿易自動車12,500.00-2,125.00

次の表は、セグメントとセグメント間が同じときに収益勘定と直接材料費の相対勘定にどのように値が記録されるのか、その例を示しています。

エンティティグループ会社セグメント 1セグメント間 1勘定科目
収益直接材料費
Genesis CarsGenesis Automotive自動車自動車162.50-5,000.00
Genesis AutomotiveGenesis Cars自動車自動車5,000.00-162.50

Financial Consolidation は階層セグメントに基づいています。このタイプのセグメントを使用する場合、たとえば、100 の財務的価値を個別にビジネスと地域に分割するだけでは十分ではありません。さらに、ビジネスと地域の関係性を考慮する必要があります。そのため、次の例のように 100 の値を分割することができます。

  • 60: 自動車/オーストリア
  • 10: 自動車/スウェーデン
  • 20: 貿易/オーストリア
  • 10: 貿易/スウェーデン

現在、使用できる階層セグメントレポートはありません。必要に応じて、それらのレポートを作成することができます。複数のセグメントが使用される場合のみ、その区別が重要になります。