デフォルトの減価償却計算を指定

減価償却費は、損益計算書に現金以外の経費として計算され、記録されます。また、貸借対照表にも減価償却累計額として記録されます。減価償却費の目的は、資産の購入費をその資産の耐用年数全体にわたって認識できるようにすることです。資産を減価償却する方法はいくつかありますが、1 つの方法に統一し、すべての資産に関連する減価償却を同じ扱い方で記録する必要があります。利用可能な減価償却計算方法は、Generally Accepted Accounting Principles (GAAP) および International Financial Reporting Standards (IFRS) に定められています。GAAP 基準は国や地域によって異なる場合がありますが、IFRS 基準は国際標準です。GAAP と IFRS は、どちらも費用収益対応の原則を含め、発生主義会計を採用しています。費用収益対応の原則とは、費用を収益への寄与期間と同じ期間にわたって認識することを意味します。たとえば、減価償却において、資産の購入費はその資産の耐用年数全体にわたって認識されます。

減価償却計算には次の方法があります。

  • 二倍定率法
  • 定額法
  • 級数法
  1. [ホーム] アイコンをクリックします。
  2. [アプリケーション] > [サブプラン] > [Capital Planning] > [構成] > [Capital Planning 構成セット構成] を選択します。
  3. 減価償却方法を選択します。
  4. 加重平均資本コストのデフォルトの割合を指定します。この値は、エンティティが資金調達のために支払うコストの平均レートを表します。一般に、この値はエンティティの財務部が計算して提示します。ここで指定する値は、ワークブックでデフォルト値として使用されます。計算式は次のようになります。
    Weighted average cost of capital = (Proportion of total funding that is equity funding) x (Cost of equity) + (Proportion of total funding that is debt funding) x (Cost of dept_ x (1- corporate tax rate)