控除方法

配賦ステップを作成するときは、分析次元のどのエレメントが配賦の金額に関与するのかを指定します。控除方法は、ソースエレメントの値を配賦によって減らす方法を指定します。

次の控除方法を選択できます。

  • 比例
  • 控除なし
  • ゼロアウト

比例

比例による控除とは、配賦する金額がソースデータに正確に比例するということです。

次の表は、1,000 ドルを配賦する場合に比例控除方法を使用するとソースエレメントの金額がどうなるかを示しています。

組織配賦前全体に占める割合控除配賦後全体に占める割合
A1,500151501,35015
B4,500454504,05045
C1,0001010090010
D3,000303002,70030
合計10,0001001,0009,000100

控除なし

[控除なし] を選択すると、ソースデータエリアに含まれるエレメントの値は減らされません。控除を適用しない場合、配賦前と配賦後でデータの合計が変わります。たとえば、配賦前の合計値が 100,000 だとします。10,000 を控除なしで配賦すると、配賦後の合計値は 110,000 になります。

ゼロアウト

ソース値全体がターゲットに配賦されない場合であっても、各ソースエレメントの値がゼロに設定されます。[ゼロアウト] オプションを選択する場合は、金額に値 0.001 を入力する必要があります。そうしなければ、配賦プロセスが開始されません。

次の表は、1,000 ドルを配賦する場合にゼロアウト控除方法を使用するとソースエレメントの金額がどうなるかを示しています。1,000 ドルのみが配賦されるにも関わらず、ソースデータエリアの各値はその全額が控除されます。

組織配賦前全体に占める割合控除配賦後全体に占める割合
A1,50015150000
B4,50045450000
C1,00010100000
D3,00030300000
合計10,00010010,00000