分析次元とデータエリア

配賦にはソースとターゲットがあります。ソースは、配賦値が保存されているデータベース上の場所です。ターゲットは値が書き込まれる場所です。複数の配賦タイプを使用できます。固定金額以外のすべての配賦タイプは、ソースとターゲットの定義に参照次元とデータエリアが使用されます。

配賦に手動ドライバーを使用する場合は、そのドライバーもデータエリアによって定義されます。

データエリアは、値または値のグループがある場所を指定します。データベースに含まれている値の場所は、複数の次元への参照とそれらの次元のエレメントを使用して指定されます。たとえば、製品別、年度別、および地域別の売上高は、それぞれ製品次元、時間次元、および地域への参照によって決まります。各次元にはトップレベルエレメントがあり、通常はこれが「すべての製品」、「すべての年度」、「すべての地域」のような合計値で、その下に従属レベルとエレメントがいくつかあります。次元からエレメントを選択しない場合は、トップレベルエレメントが使用されます。

したがって、ソースの場所、ターゲットの場所、手動ドライバーを指定する精度は、選択した次元とエレメントによって決まります。たとえば、金額をある場所の全体に割り当てることもあれば、金額を特定の場所にある部門、チーム、ワークステーションに割り当てることもあります。

分析次元が構成セットで有効化されている場合は、ソース、ターゲット、またはドライバーのデータエリアを指定するために、分析次元に加えてこれらを利用できます。