ソース配賦タイプ

このセクションでは、配賦ソースに使用できる配賦タイプについて説明します。

データエリアの %

データエリアとパーセントを定義します。配賦プロセスでは、定義済データエリアの値が検出されて定義済パーセントで乗算され、その値がターゲットへの配賦に使用されます。エレメントが定義されていないすべての次元には、次元の合計数が配賦されます。配賦された数をソースに対して控除できます。

  1. ソースデータエリアを定義します。データエリアには、たとえば 100,000 ドルの合計値があります。
  2. 配賦するデータエリア合計値のパーセントを入力します。たとえば 10% とします。
  3. 100,000 ドルの 10% が (ソースデータエリアに指定された割合)、選択したターゲット配賦タイプに従ってターゲットデータエリアに配賦されます。
  4. ソースデータは 10,000 ドル単位の比例配分で控除されます。

使用できるターゲット配賦タイプは次のとおりです。

  • ソースで比例
  • ターゲットで比例

固定金額

ターゲットに配賦する固定金額のみを定義します。この値がソースに対して控除できます。この配賦タイプは、追加で発生したコストを配賦する場合などに使用します。

  1. 固定額を、たとえば 50,000 ドルとします。
  2. 50,000 ドルが、選択したターゲット配賦タイプに従ってターゲットデータエリアに配賦されます。
  3. オプションで、控除方法として [ゼロアウト] を選択し、ソースデータエリアを指定します。配賦の処理時にデータエリアがゼロアウトされます。

配賦の実行時に、固定金額は基準期間を単位として適用されます。例を以下に示します。年度を通して固定値を 1,000 とした場合、基準期間 (月) ごとに 1,000 が配賦され、年度全体の合計配賦値が 12,000 となります。

基準 X 係数

この配賦タイプは、ドライバーおよび指定した係数を参照して値を配賦する場合に使用します。たとえば、係数 0.01 ドルと売上高 100,000 ドルのドライバー定義を使用した場合、1,000 ドルが配賦されます。集計値がターゲットデータエリアで作成されます。この配賦タイプは、異なるコスト計算値を得たい場合などに使用します。

  1. 係数を入力します。
  2. ドライバーを選択します。
  3. ドライバーデータエリアを指定します。

この配賦タイプを選択した場合は、控除方法を指定できません。

データエリアの固定額

データエリアの固定金額を指定するには、配賦タイプとして [固定金額] を選択してから、控除方法として [控除なし] 以外のものを選択します。

  1. データエリアを定義します。
  2. データエリアの固定額を入力します。たとえば、50,000 ドルを指定します。
  3. 50,000 ドルが、選択したターゲット配賦タイプに従ってターゲットデータエリアに配賦されます。
  4. ソースデータエリアから 50,000 ドルが減額されます。この減額は、配賦される値と同じ割合でソースデータエリア全体に配分されます。

使用できるターゲット配賦タイプは次のとおりです。

  • ソースで比例
  • ターゲットで比例