配賦
配賦を使用すると、ソース勘定からターゲット勘定に値を割り当てることができます。たとえば、[配賦] を使用して予算額を複数のエンティティと組織に同時に追加したり、組織間での予算額の移動を 1 回の操作で行うことができます。
配賦レベルは 1 つまたは複数の配賦ステップで構成されます。配賦ステップは、1 つ以上の配賦パラメーターで構成されます。パラメーターは、勘定科目に固有のデータ変換設定です。配賦レベルのステップには一般に相互の関連性はなく、ステップは単体で構成が完結した配賦定義です。複数ステージの配賦は、配賦ステップを異なる配賦レベルで定義することでサポートされています。
配賦には以下の 3 つのメインコンポーネントがあります。
- ソース
- ドライバー (オプション)
- ターゲット
- ソース
- 配賦のソースとは、配賦される金額とデータベース中の格納場所のことです。
- ドライバー
- ドライバーはオプションです。ドライバーは、配賦金額の配分レベルを指定します。ドライバーを使用しない場合、金額は指定した割合でのみ配賦できます。ドライバーを使用すると、人員数、ライセンス使用状況、面積、収益などに応じて値を配賦できます。
- ターゲット
- 配賦のターゲットでは、金額の配賦先を指定します。
構成セット、バージョン、エンティティ、年、配賦レベル、またはステップ別で定義済みの配賦を実行できます。
配賦は、ドライバーが使用されるかどうかによって 3 段階または 4 段階のプロセスになります。次の手順を実行します。
- オプションで、ドライバーをアクティブ化する
- 既存のデータを特定するか、手動ドライバーを作成する
- 配賦を構成する
- 配賦ステップを定義する
- 配賦のソース、ドライバー、およびターゲットを定義するパラメーターを指定する
- 配賦の実行
- 配賦結果を配賦レポートに表示する