ワークフロープロセス

Infor d/EPM 予算プロセスは、ワークフローによって生成されるタスクに基づきます。ワークフロープロセスは次の手順で定義、構成、完了します。

  • 構成セット

    ワークフロープロセスの構成セット定義は、[ビジネス構成] > [構成セットに固有の設定] > [構成セット定義] で完了します。ワークフローに新しい構成セットを作成するか、既存の構成セットを使用できます。

  • 財務計画ステップ

    財務計画ステップは計画ワークフローで必要になります。財務計画ステップは、貸借対照表、損益計算書、または予測財務アプリケーションのために構成されます。[財務計画ステップ概要] ページで、計画ワークフローの計画ステップを作成できます。勘定科目割り当て設定を構成し、エンティティと予算バージョンを選択できます。組織のレベルで計画が必須の場合は、[組織計画] を有効化できます。財務計画ステップの構成を完了した後に、ステップをワークフローに送信します。

  • ワークフロー構成

    グローバルワークフローを定義して、[ビジネス構成] > [構成セットに固有の設定] > [ワークフロー構成] でワークフローステップを構成します。[ワークフロー構成] ページでは、ワークフローステップにアクセスして編集し、その状況を監視し、ワークフロープロセスの進捗を確認することもできます。

    ワークフロー構成にアクセスできるのは Workflow Administrator ロールに割り当てられているユーザーだけです。

  • タスクページ

    ワークフロープロセスが構成された後に、ユーザーは自分に割り当てられているワークフロープロセスのステップを完了します。該当するワークフロータスクが [タスク] ページに表示されます。ワークフローステップのタイプとワークフロープロセスでのロールに応じて、割り当てられているタスクを完了します。これには、データの入力や送信、タスクに表示されるワークフローステップの承認または拒否があります。たとえば、承認者がワークフローステップを拒否すると、タスクは確認のために送信者に差し戻されます。承認者がワークフローステップを承認すると、完了します。

    [タスク] ページには、オープン、送信済、拒否済、却下済、または最終承認者による承認済のタスクの数が表示されます。

    ワークフロープロセスステップの完了後に、後続のステップが次のユーザーに割り当てられます。たとえば、次のユーザーは計画ステップの承認者です。または、完了したタスクに依存するワークフローステップに割り当てられた責任者ユーザーです。

注意: 
Infor d/EPM ビジネスアプリケーションの組織構造を変更すると、データが失われる可能性があります。次のルールに従うことをお勧めします。
  • すべての構成セットですべてのタスクが完了していない場合は、組織次元 (BPDORGANIZATION) の次元エレメントを削除または移動しないでください。
  • 計画者によってアクセスされているすべてのタスクが送信および承認されるまで、組織次元 (BPDORGANIZATION) の次元エレメントを削除または移動しないでください。