GETENVIRONMENTINFO
この関数は、レポートが表示される環境のプロパティに関する情報を返します。この情報をレポートデザイナーで使用することで、ダッシュボードや Apple Watch、および Infor Ming.le ホームページといった異なる環境において、レポートを最適な形で表示することができます。
GETENVIRONMENTINFO は通常、レポートの動作を制御する変数を構成するためにレポートロードアクションで使用されます。
次の表に、環境プロパティのカテゴリを示します。
| カテゴリ | プロパティ | 説明 | 値 |
|---|---|---|---|
| コンテナ レポートが表示される範囲を参照します。たとえば、ダッシュボードウィジェットまたは Web ブラウザーです。 |
HasMargin | コンテナに組み込みの余白があるかどうかを示します | True または False |
| HasTitle | コンテナにタイトルがあるかどうかを示します | True または False | |
| Width | コンテナの幅 (ピクセル単位) | 数字 | |
| Height | コンテナの高さ | 数字 | |
| IsDialog | レポートをダイアログレポートとして開くかどうかを示します | True または False | |
| IsMing.le | レポートを Infor Ming.le で開くかどうかを示します | True または False | |
| IsLocked | ユーザーによる変更を防ぐためにダッシュボードがロックされているかどうかを示します | True または False | |
| Type | コンテナのタイプを説明します | HomepageWidget AppleWatch |
|
| グローバル | IsService | レポートを Infor d/EPM Platform サービス 環境に表示するかどうかを示します | True または False |
| ダッシュボード | Name | ダッシュボードの一意の名前 | テキスト |
| Caption | ダッシュボードの名前 | テキスト | |
| アプリケーション | UniqueName | アプリケーションの一意の名前 | テキスト |
| ApplicationName | アプリケーションの名前 | テキスト | |
| Version | アプリケーションのバージョン | 数字 | |
| Build | アプリケーションのビルド | 数字 | |
| Description | アプリケーション説明 | テキスト | |
| 認証 | Username | サインインしているユーザーの名前 | テキスト |
| UserId | サインインしたユーザーの ID | ID | |
| Roles | サインインしたユーザーが属するロール | テキスト | |
| Group | サインインしたユーザーが属するグループ | テキスト | |
| Tenant | テキスト | ||
| 構成値 (CV) | Infor d/EPM Platform サービス で指定された構成値の名前 | テキスト |
構文
関数のカテゴリ引数とプロパティ引数はオプションですが、ほとんどの場合、両方が指定されています。
以下の構文は、指定されたプロパティの値を返します。
=GETENVIRONMENTINFO("category","property")
例を以下に示します。
GETENVIRONMENTINFO("Container","IsMing.le")
以下の構文は、カテゴリ内のすべてのプロパティの XML テーブルと、それぞれの値を返します。
=GETENVIRONMENTINFO("category")
以下の構文は、値を持つすべてのカテゴリとプロパティの XML テーブルを返します。
=GETENVIRONMENTINFO()
値がないか空白であるプロパティやカテゴリは無視されます。たとえば、関数を含むレポートがダッシュボードに表示されている場合を除き、=GETENVIRONMENTINFO("Dashboard") は値を返しません。