アクションを使用してリストを再構成

この例では、Samples アプリケーションの製品階層を使用します。

Product (製品) 階層には、All Tires (すべてのタイヤ)、Tire (タイヤ)、Size (サイズ) の 3 つのレベルがあります。これらのレベルを含むショートカットメニューを作成します。次に、ショートカットメニューから選択した値を、変数に入力します。この変数を使用して、レポートに表示する階層レベルを決定します。

グローバル変数は、任意のレポートモードで作成できます。

レポート変数は、デザインモードでのみ作成できます。

  1. レポートを作成します。
  2. リポジトリエクスプローラーで、[アクセサリ] ペインを開きます。[グローバル変数] フォルダーを右クリックして、[新規] > [グローバル変数] を選択します。
  3. 変数に [gvProductLevel] という名前を付けて、Enter キーを押します。
  4. 変数に値 [Product].[All] を割り当てます。これは All Tires エレメントの一意の名前です。
  5. [データベース構造] の SALES (販売) キューブの Product 次元をレポートの上にドラッグして、ハイパーブロックを作成します。値セル内に数式 OLAP を作成します。
  6. ハイパーブロックを選択して、リストデザイナーで [構造選択] を選択します。[グローバル変数] フォルダーを展開します。
  7. [グローバル変数] フォルダーで、[gvProductLevel] を右クリックして、[レベルとして選択] を選択します。

    gvProductLevel 変数に格納されている Product 階層のレベルが、レポートに表示されます。

    ビューモードでは、All Tires の数字だけが表示されます。

    次のステップでは、変数に格納された値を変更します。

  8. デザインモードで、Product ハイパーブロックの近くのセルに [Click Me] と入力します。
  9. 右クリックして、[アクションを定義] を選択します。
  10. [タイプ] リストから [パラメーターを設定] を選択します。
  11. [条件] で =TRUE を選択します。
  12. [アクション] セクションの [モード] リストから、[左クリックでショートカットメニュー] を選択します。
  13. [コマンドテキスト] の値として、[ユーザー定義文字列] を選択します。すると、[テキスト] ダイアログが開きます。下にスクロールして、[All Products] (全製品) を強調表示します。[OK] をクリックします。
  14. [パラメーター] セクションで、<新しいパラメーター> をダブルクリックします。
  15. [グローバル変数] リストを展開して、[gvProductLevel] を選択します。
  16. [] フィールドの [参照] をクリックして、[値を編集] ダイアログボックスを開きます。
  17. [値を編集] ダイアログボックスで、=TRUE を削除して、代わりに [="[Product].[All]"] と入力します。
  18. [OK] をクリックします。
  19. [アクションを定義] ダイアログボックスの <新しいアクション> をクリックして、2 番目の [パラメーターを設定] アクションを同じように作成します。今回は、[テキスト] ダイアログボックスから [Tire] を選択し、gvProductLevel の値を [="[Product].[Tire]"] に設定します。
  20. 3 番目のアクションを作成します。[テキスト] ダイアログボックスから [Size] を選択し、gvProductLevel の値を [="[Product].[Size]"] に設定します。
  21. ビューモードで、[Click Me] をクリックします。階層内の、ショートカットメニューで選択したレベルの製品が表示されます。