手動で作成したスライスの例

この例では、次の関数を使用してスライスを作成します。

  • CREATESLICELIST
  • CREATESLICELISTSEGMENT
  • CREATESLICELIST
  • INITSLICERS
  • CREATESLICEDEFINITION

他のスライス関数を使用してスライスを変更できます。たとえば、SLICEAXISADDFILTERS を使用して、スライス軸上の値をフィルターします。

この例では、Samples アプリケーションへのデータ接続を使用して、スライスを作成します。スライスには、2016 年の第 1 および第 2 四半期が行に、メジャー階層の [個数] エレメントが列にあります。この例では、データ接続に bpt という名前をつけます。

  1. レポートを作成します。
  2. B1 では、[[repository].[BPT].[analysis].[period]] を指定します。必要に応じて、後で参照できるよう、A1 に [行階層] を指定します。
    [[repository].[BPT].[analysis].[period]] は、OLAP メタデータ階層内にある期間階層の一意の名前です。
  3. B2 では、[[repository].[BPT].[analysis].[measure]] を指定します。A2 では、[列階層] を指定します。
  4. B3 では、[=CREATESLICELIST("[repository].[bpt].[analysis].[period]", "{[period].[all years].[2016].[2016_Q1],[period].[all years].[2016].[2016_Q2]}")] と指定します。A3 では、[行リスト] を指定します。
  5. B4 では、[=CREATESLICELIST("[repository].[bpt].[analysis].[measure]", "{[measure].[units]}")] と指定します。A4 では、[列リスト] を指定します。
  6. B5 では、[=CREATESLICELISTSEGMENT("[repository].[bpt].[analysis].[period]",B3)] と指定します。A5 では、[行セグメント] を指定します。
  7. B6 では、[=CREATESLICELISTSEGMENT("[repository].[bpt].[analysis].[measure]",B4)] と指定します。A6 では、[列セグメント] を指定します。
  8. B7 では、[=CREATESLICEAXIS("[repository].[bpt].[analysis].[period]", "none", B5)] と指定します。A7 では、[行軸] を指定します。
  9. B8 では、[=CREATESLICEAXIS ("[repository].[bpt].[analysis].[Measure]", "none", B6)] と指定します。A8 では、[列軸] を指定します。
  10. B9 では、[=INITSLICERS("[repository].[bpt].[analysis]", "[repository].[bpt].[analysis].[period]","[repository].[bpt].[analysis].[measure]")] と指定します。
    これで、行次元と列次元を除く、Analysis キューブ内にあるすべての次元の XML リストが作成されます。
  11. B10 では、[=CREATESLICEDEFINITION("BPT", "Analysis", B9,B7,B8)] と指定します。
  12. [rv_slice] という名前でレポート変数を作成します。
  13. B10 の CREATESLICEDEFINITION 関数の結果を rv_slice に渡します。
    たとえば、[パラメーターを設定] アクションを作成し、Name パラメーターとして rv_slice を選択し、[=B10] を値として選択します。
  14. [アクセサリ] ペインで、rv_slice をソース変数として変数スライスを作成します。
  15. スライスをレポートにドラッグします。