値の書き戻し

レポートセルを書き込み可能にして、ユーザーがデータベースに値を入力したり、値を変更することができるようにします。

セルを書き込み可能にするには、RWC/WBC 書き戻し値と RWA/WBA 書き戻し属性を使用します。

RWC (Read Write Cell) 数式は、データベースから値を取得して、ユーザーがそれを更新して保存できるようにするために使用されます。

WBC (Write Back Cell) 数式は、データベースに既存の値がないが、ユーザーが値を入力できるようにする必要がある場合に使用されます。この数式は、データ入力用の空白のセルを提供します。WBC 式と WBA 式はアクション内で [セルを編集] アクションモードで使用することをお勧めします。

RWC 式は、[OLAP 数式を編集] ダイアログで作成できます。数式タイプとしてセル値を選択し、[固定モード] チェックボックスと [書き戻しを許可] チェックボックスを選択します。

RWC または WBC 式を手動で指定する場合、セルの書き込み禁止も解除する必要があります。セルを右クリックして、[セルの書式設定] を選択します。[保護] タブで、[セル] チェックボックスをオフにします。

ベースエレメントには直接書き戻しできますが、連結エレメントには、直接書き戻しはできません。たとえば、個別の製品エレメントの値は変更できますが、「全製品」エレメントの値は変更できません。

値をベースエレメントに書き戻すときに、この基準エレメントを参照する連結エレメントの値が再計算されます。たとえば、「1 月」、「2 月」、「3 月」は「第 1 四半期」連結エレメントのベースエレメントとして定義できます。値を「1 月」に書き戻すと、「第 1 四半期」の値が更新されます。

注: 

文字列 (属性など) を書き戻す場合、文字列の一部として参照番号を含める必要がある場合があります。数字を強制的に文字列として書き込むには、先頭にアポストロフィを付けます。たとえば、007 では 7 が書き戻されますが、'007 では 007 が書き戻されます。