依存リレーショナル選択の例

この例では、多次元データベースから地域を選択します。これはレポート変数を入力します。レポート変数は、リレーショナルリストデザイナーの SQL ステートメント内で参照されます。レポート変数に保持された地域がリレーショナルデータベースのテーブルに存在する場合は、リレーショナルデータベースのデータが表示されます。

この例では、Samples アプリケーションの Analysis キューブの Region 次元と、Microsoft の AdventureWorks サンプルデータベースの DimSalesTerritory テーブルを使用します。Region 次元の一部の地域については、DimSalesTerritory テーブルにも存在しています。

  1. Region 次元をハイパーブロックを作成するセルにドラッグします。
  2. レポート変数を作成し、rv_country などの名前を付けます。
  3. ハイパーブロックのキー出力セルを右クリックして、[アクションを定義] を選択します。
  4. [タイプ] として [パラメーターの設定] を選択し、[モード] として [ハイパーリンク] を選択します。
  5. [アクションを定義] ダイアログの [パラメーター] セクションで、[<新しいパラメーター>] をダブルクリックし、レポート変数のリストから [rv_country] を選択します。
  6. [値] フィールドで、=TRUE を、次の書式の ROA 式に置き換えます。=ROA("data_connection","Cube","[Dimension]","attribute_name",アクションを含むセルの参照)
    たとえば、=ROA("BestPracticesOLAP", "Analysis", "[Region]","Att1_name",C6) です。
  7. [OK] をクリックします。
  8. リレーショナルデータ接続を右クリックして、[新規] > [リレーショナルリスト] を選択します。
  9. リレーショナルリストをスプレッドシート内にドラッグして、ハイパーブロックを作成します。
  10. リレーショナルハイパーブロックの [参照] ボタンをクリックします。
    [ハイパーブロックの設定] ダイアログが表示されます。
  11. [リストデザイナー] をクリックして、リレーショナルリストデザイナーを表示します。
  12. リレーショナルリストデザイナーで、次の書式で SQL ステートメントを入力します。="select * from DimSalesTerritory where SalesTerritoryCountry='"&ReportVariables.rv_country.text&"'"
  13. ビューモードで、地域のリストから、リレーショナルデータベースの [SalesTerritoryCountry] フィールドにも表示されている国を選択します。
    テーブルの最初の行が表示されます。
  14. 複数の出力セルを作成して、リレーショナルデータベースのテーブル内のフィールドをさらに表示します。
    注: 

    [SalesTerritoryCountry] フィールドにない地域を選択した場合、リレーショナルデータベースのデータは表示されません。

関連トピック