multiselect (複数選択)

multiselect (複数選択) は、複数のエレメントを階層から選択し、それらの値を以下のメソッドの 1 つで集約できるようにするものです。

  • Sum
  • Min
  • Max
  • Avg
  • Any

Multiselect (複数選択) は、[エレメントを選択] アクションの [エレメントを選択] ダイアログと、以下の数式で使用できます。

  • CELLGET
  • MEMBERCNAME
  • MEMBERGET
  • ROA
  • ROC

集約はエレメントの属性とは関係ないので、ROA 式では集約方式は無視されます。

書き戻しは複数エレメントではサポートされていません。

Application Studio 10.5.0 より以前、[エレメントを選択] ダイアログでは、個別に単一エレメントしか選択できませんでした。以前のバージョンの Application Studio で開発したレポートの [エレメントを選択] アクションで multiselect (複数選択) を有効にすることができます。

[エレメントを選択] アクションでは、ある変数に選択したエレメントが引き渡されます。複数エレメントを選択した場合、それらは multiselect XML (MLS-XML) として格納されます。単一エレメントを選択した場合は、その一意の名前が変数に格納されます。次に MLS-XML の例を示します。

<?xml version="1.0" encoding="utf-16"?>
<MultiSelect xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
  <Hierarchy>[Period]</Hierarchy>
  <AggregationFunction>Sum</AggregationFunction>
  <StructureSelection>
    <Member>
      <MemberUName>[period].[all years].[2016]</MemberUName>
    </Member>
    <Member>
      <MemberUName>[period].[all years].[2017]</MemberUName>
    </Member>
  </StructureSelection>
</MultiSelect>
以下の関数を用いて MLS-XML での作成、追加、選択を行うことができます。
  • MULTISELECTADD
  • MULTISELECTCREATE
  • MULTISELECTGETMEMBERS
  • MULTISELECTGETMEMBERSSIMPLE

multiselect (複数選択) は、サーバーリストデザイナーの構造選択とフィルターで使用できます。